現役プロが高校生を直接指導　プロ、アマさらなる“雪解け”へ

　日本高野連と日本野球機構（ＮＰＢ）、日本プロ野球選手会は１７日、現役のプロ野球選手が高校球児に技術指導などを行うシンポジウム「夢の向こうに」について、来年はグラウンドで高校生を直接指導する形で開催すると発表した。これまではホール内で実施し、ステージ上からプロ選手が語りかける方式で指導していたが、次回はさらに両者が最接近。プロアマの“雪解け”ムードがさらに加速する。

　第１回の実施日は来年１月２１日で、宮崎県総合運動公園内の「木の花ドーム」と「ひむかスタジアム」に、高校球児５００人ずつを招く。テストケースとして行い、２０１３年以降の形式は再び検討するという。

　この日のシンポジウムに参加したヤクルトの相川は「来年からはお互いがユニホームを着てやれるので、自分たちの技術も見せられる。選手会でやってきたことが実を結んだと思う」と歓迎していた。（臼杵秀之）