国際インドにウラン禁輸解除へ 生産第3位のオーストラリア2011.12.4 16:37

  • [PR]

国際

  • メッセ
  • 印刷

インドにウラン禁輸解除へ 生産第3位のオーストラリア

2011.12.4 16:37

 オーストラリア与党労働党は4日、原子力発電の燃料となるウランのインドへの禁輸措置を解除する方針を決めた。オーストラリアは世界第3位のウラン生産国。インドなど核拡散防止条約(NPT)非加盟国への輸出をこれまで禁じてきたが、経済効果を見込み政策転換に踏み切った。

 シドニーで開催中の党大会で決めた。今後締結するインドとの2国間協定などで、ウランの平和目的利用を徹底させる方針。野党の保守連合は既に輸出に賛成している。

 党首のギラード首相は党大会で、輸出解禁は貿易や雇用拡大をもたらすと強調、「党の立場を見直すべきだ」と述べた。

 米国によるインドとの原子力協定締結も政策転換を後押しした。中国が経済、軍事両面でアジア太平洋地域での影響力を強める中、外交戦略上、同じく存在感を増しつつあるインドとの関係を強化する狙いもある。(共同)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital