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ノルウェー「77人射殺犯」は3年で娑婆に?!

週刊新潮 12月8日(木)16時31分配信

 死者77人を出したノルウェーの連続テロから4カ月。容疑者のアンネシュ・ブレイビク(32)が、早ければ3年後にも娑婆に戻る。
 オスロでは政府庁舎を爆破し、ウトヤ島では逃げ惑う若者たちを撃ち続けた残忍な犯行だった。“イスラム教徒の侵略から守るため”という当人なりの明確な動機があったが、死刑制度のないノルウェーで彼が問われたのは、禁錮21年のテロ罪に過ぎなかった。しかも、厳罰を望む被害者遺族にとって事態はさらに悪い方向へ展開しそうなのだ。
 11月半ばには、勾留延長を決める審理に出た男は、
「犯行は認めるが、罪は認めない」
 と、相変わらずの主張を繰り返した。そして問題の精神鑑定結果が11月29日、オスロの裁判所に提出される。243ページの報告書は、国内の2人の専門家が計13回、36時間に及ぶ面談を行い、まとめられたもの。ここで「妄想型統合失調症」で、犯行時の責任能力はないと断定されてしまったのだ。検察官は、
「彼は正気ではないというのが結論だ。妄想の世界で生きており、思想も行動も妄想に支配されている」
 これをもとに国の法医学委員会が精査し、裁判所が最終決定をするが、この鑑定結果が尊重され、病気治療という名目で隔離された医療施設に収容される確率が高い。
「裁判所命令は3年ごとに見直され、社会に危害を加える恐れがあると判断されれば、生涯にわたって拘禁される可能性もある。その方が、禁錮21年より社会にとって安心できる措置とも言える。しかし、仮に正常と判断されることがあれば、わずか3年で正々堂々と娑婆に戻ってくる」(特派員)
 遺族は到底納得しまい。血の復讐で、犯罪者が1人増えたら本末転倒である。

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最終更新:12月8日(木)16時31分

週刊新潮

 

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