ふくちゃんこと福井厚志さん36才現在、バンコク在住。外こもりの日本人としてフジテレビのザ・ノンフィクションに取り上げられた。放送は2009年5月3日、「父さんゴメン!5年ぶりの帰郷」放送後、視聴者からの反響もあり、続編がこの冬に放送される予定。日刊チェンマイ新聞の奥野がこの撮影に参加して
ふくちゃんと知り合う。その縁もあり、この新連載がスタート。
ふくちゃんの驚くべき!タイ、バンコクのアラカルト知識。
バンコクのバス路線をすらすら言える日本人はふくちゃんくらいだろうと思う。
そんなふくちゃんがガイドブックに載っていないもう一つのタイ、バンコクの情報を発信する。
第 2 話「ウォンウィエンヤイの駅」
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ガイドブックにないタイということで、今回はふくちゃんの地元、ウォンウィエンヤイから列車に乗ってみようと思います。
ウォンウィエンヤイの駅から1時間で終点のマハチャイ駅に到着。ここは、市場の真ん中に駅があって線路が引いてあるような感じで、列車がいない時間には線路まで品物があふれます。列車が来るよという合図で一斉に品物を取り込み、列車が去ったらまた線路に並べる、その繰り返し。
マハチャイ駅は観光地化しているメークロン駅(サムットソンクラン市)に比べて列車の本数が多く、スリル満点です。1時間に往復で2回は列車の通過があります。60分間隔で1日に18往復の列車の運行は、タイでは考えにくい高頻度ですが、元々この路線は私鉄だったといい、わかる気もします。
マハチャイ駅を市街地方向ではなく、列車の進んできた方向にまっすぐ歩くと、川に出ます。ここを渡し舟で渡った先のバンレム駅から、列車はまだ先へ行きます。国鉄マハチャイ・メークロン線の西側、辺境区間は単線で列車の交換もなく、同じ列車が1日4回、のどかに往復するだけ。ということは往復で1日に8回しか、列車の通過がないということになります。
終点のメークロン駅は、市場の中の駅として観光地化されてしまっています。
マハチャイ、メークロンへはバンコク・タリンチャンの新・南バスターミナルから特急バスで1時間弱。首都圏中心部の戦勝記念塔からミニバンもあります。カオサンのあるバンランプーへ直通する市内バスもありますが、旅の風情を味わうには片道だけでも列車を利用すべきでしょう。往復とも列車とは言いません。むしろそれをやると財政に貢献できません。今は無料期間中なのですから(失笑)。 |
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