Webアクセス解析などを手がけるアイルランドStatCounterは現地時間2011年12月15日、世界のWebブラウザー市場に関する調査結果を発表した。それによると、11月第4週に米Googleの「Chrome 15」が初めて米Microsoftの「Internet Explorer(IE)8」を抜き、バージョン別首位に立った。
11月21~27日における世界のWebブラウザー使用状況は、Chrome 15がシェア23.6%で、IE8の23.5%をわずかに上回った。11月28日~12月4日はChrome 15が23.7%、IE8が23.1%。12月5~11日はChrome 15が24.6%、IE8が22.2%と推移している。
StatCounter最高経営責任者(CEO)のAodhan Cullen氏によると、10月に入ってから週末にChrome 14とChrome 15がIE8を上回るようになったという。12月5~11日は初めてChrome 15の平日の使用率がIE8より高くなった。このことから同氏は、「ユーザーは週末に自宅でChromeを使うことを好むようだが、職場でもChromeの使用が広がり始めている」と分析している。
国別で見ると、米国では依然としてIE8の人気が最も高く、12月5日~11日のシェアは27.0%。これに対してChrome 15のシェアは18.1%だった。ところが、英国では11月第2週以降、Chrome 15がIE8を上回り、12月5~11日のシェアはそれぞれ24.7%、21.1%となった。
なお、全バージョンを合計した場合、11月の世界ブラウザー市場はIEが首位を維持し、Chromeが米Mozillaの「Firefox」を抜いて2位に付けている。
[ITpro 2011年12月16日掲載]
Chrome、Internet Explorer、Microsoft、Firefox、Google
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