経済

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TPP:準備協議を要請 経産相がペルー、チリに

 【ジュネーブ伊藤智永】枝野幸男経済産業相は16日、ジュネーブにおける世界貿易機関(WTO)閣僚会議の機会に、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加国であるペルーのシルバ通商観光相、チリのブンステル外務省国際経済関係総局長(副貿易担当相)とそれぞれ会談し、「交渉入りに向けた個別準備協議を速やかに始めたい」と要請した。両国とも日本の交渉参加決定を歓迎し、協議に応じる考えを示した。

 日本の交渉参加には、それぞれの国の閣議決定か了解が承認手続きの要件となっている。まずは、両国が日本に何を求めて来るかを聞き、協力関係を築いていく必要がある。

 枝野氏は記者団に「交渉参加9カ国のこれまでの協議状況を情報収集し、日本国内に伝えたい」と述べた。さらに枝野氏は、11月末に経済連携協定(EPA)交渉に向けて共同研究を始めたコロンビアのグラナドス商工観光相とも会談。研究を早めに終えて、交渉入りしたい考えを伝えた。コロンビアは南米でブラジルに次いで人口の多い市場。

毎日新聞 2011年12月17日 東京夕刊

 

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