「今頃何しに来た」に一川防衛相「君は誰だ」
一川防衛相は16日、石川県・小松基地周辺の能美、小松、加賀の3市長を訪ね、タンク落下事故について謝罪するとともに飛行訓練再開を報告した。
能美市役所では、酒井悌次郎市長に「国民の生命、財産を守る自衛隊が事故を起こしたのはとんでもないこと。二度と起こらないようにしたい」と陳謝。その後、酒井市長と約10分間、非公開で話し合った。
一川防衛相は会談後、記者団の取材に応じ、70日ぶりの再開について「国防上、時間の長さは気になったが、異例の事故だったので、地域住民のことを思えば調査を徹底的に行う必要があった」と説明。「基地と自治体の連絡体制や事故後の対処の仕方について、今回の事故を教訓にしたい」と話した。
酒井市長も記者団に「(防衛省)次官や基地司令から説明を受け、事故原因や再発防止策について理解できた。訓練ができない状況を国防の見地から心配していたので、ホッとしている」と述べた。
その一方で、タンク落下事故後、一川防衛相に対し、この問題を収拾するために地元選出の森喜朗元首相と意見交換するように要望していたことを明かし、「訓練再開についても、(一川防衛相が)森元首相に一言あいさつしていただけたらよかった」と話した。
小松市役所では、和田慎司市長が応対し、「安全対策に万全を期すと言われている。その言葉を信頼する」と述べた。そのうえで、「(防衛省からの)交付金で、今後は人口減少が続いている基地周辺の定住促進策にも協力をお願いしたい」と要望した。
同市役所では、応接室に入室しようとする一川防衛相に対し、自民党市議が「自分が汗もかかず今頃何をしに来た。市民は怒っている」と抗議し、一川防衛相が「君は誰だ」と声を荒らげる一幕もあった。
加賀市役所では、寺前秀一市長が「小松基地が重要だという認識は、(落下事故後も)変わらない」と述べ、訓練再開に理解を示した。
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