東海道新幹線は、17日夜、停電のため静岡と新富士の間で上りののぞみとこだまの2本が立往生しました。2本には、合わせておよそ1100人が乗っており、JR東海はこれらの列車を順番に近くの静岡駅まで移動させています。
17日午後11時すぎ、静岡県内の東海道新幹線で停電が起き、静岡と新富士の間で▽東京行きの最終列車ののぞみ66号と▽三島行きの最終列車のこだま692号、▽それに回送列車の3本が立往生しました。のぞみ66号にはおよそ900人、こだま692号にはおよそ200人が乗っていたということで、JR東海は、これらの列車を順番に近くの静岡駅まで戻す作業を続けています。このうちこだま692号は、午前1時20分ごろ静岡駅に戻り、目的地の三島には向かわず、乗客をすべて降ろして運休しました。また、のぞみ66号は、静岡駅に戻ったあと、こだまの乗客のうち希望する人を乗せたうえで、新富士駅や三島駅にも停車しながら東京へ向かうことにしています。JR東海によりますと、のぞみ66号が、静岡駅に戻って運転を再開するまでには、数時間かかり、東京に到着するのは朝方になる見通しだということです。JR東海は、停電の原因の調査と復旧作業を進めています。