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地方
「牡丹鍋」も風評被害 野生動物敬遠の動き拡大 群馬
2011.12.17 02:14
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しかし、今年の冬の客数は例年の半分以下に落ち込んでいるという。同店では牧場で育てたイノシシの肉を客に提供している。このため、茂木さんは「放射性物質に汚染された木の実を食べた野生のイノシシの肉ではないので、安全なのだが…」と悔しがる。「風評被害が収束するのを待つしかない」と諦めムードだ。
先月15日には県内で狩猟が解禁されたが、入猟者の動きは鈍い。県自然環境課によると、解禁日の入猟者数は500人で、昨年より242人も減少。さらに、今年の県内狩猟登録者数(11月末現在)は、昨年より343人少ない3763人だった。減少数は過去5年間で最多となった。
同課は「放射能の影響があるのかもしれない」と分析。また、猟友会関係者は「狩猟が減れば、有害鳥獣が増える可能性がある」と危機感を募らせている。
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