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はやぶさにギネス授与 教授「後継機、復興励ましに」

2011年12月17日12時49分

写真拡大「はやぶさ」のギネス世界記録認定の記念品を贈呈された川口淳一郎教授(右)。左は中川正春文科相=17日午後、京都市左京区、高橋一徳撮影

 世界で初めて小惑星から物質を持ち帰った探査機としてギネス世界記録に認められた「はやぶさ」への認定式が17日、京都市左京区の国立京都国際会館であった。はやぶさ計画の責任者だった宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授が記念品を受け取った。

 はやぶさは2003年に打ち上げられ、小惑星「イトカワ」に着陸、昨年6月に微粒子が入った容器を地球に持ち帰った。数々のトラブルを乗り越えての帰還が感動を呼び、映画にもなった。川口教授は「世界初の成果を評価して頂いたことを光栄に思う。若い人が新しいことを始めるきっかけになればすばらしい」と話した。

 文部科学省は後継機「はやぶさ2」を14年に打ち上げる計画で、来年度予算案で73億円を要求している。大幅な削減を求められているが、川口教授は「日本の創造力と自信、希望を示すことは震災復興への励ましにもなる」と訴えている。

 中川正春文部科学相もあいさつで「はやぶさ2の挑戦も文科省で支え、やっていきます」と述べ、打ち上げ目標は延ばさないようにする考えを示した。

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