県は15日の県議会建設委員会で、県営広島西飛行場(西区)の廃港後に整備するヘリポートの概要を明らかにした。12年秋から14年春にかけて3段階で進め、完成後は現在の滑走路北側のターミナル付近約8ヘクタールに、着陸帯や誘導路、管理施設などを配置する方針。
県によると、第1段階として、12年秋の飛行場廃港後に現在の敷地49・5ヘクタールで、ヘリポートとしての供用を開始する。直後に飛行場北側を横切る広島南道路の建設が始まるため、工事に影響しないようヘリポート区域を縮小する。広島市消防局航空隊の基地や民間機の格納庫などが移転を完了する14年春に、完成形となる。
広島大緊急被ばく医療センター(南区)が、放射線災害時の高度被ばく医療に対応する国の3次医療機関に指定されており、福島第1原発事故で重症患者が出た際に航空機で搬送されてくる事態が想定されるため、現在の滑走路(1800メートル)機能は廃港まで維持する。【寺岡俊】
毎日新聞 2011年12月16日 地方版
ウェブサイトが15分で簡単作成、しかも無料で
クルマの最先端が集結
学生は社会で必要とされる力を身につける