呉市議会12月定例会は16日、市営バスの民間移譲にかかる精算費約65億円を盛り込んだ計約75億2700万円の一般会計補正予算案や、市交通事業を廃止する条例案など計33議案を可決、閉会した。バス事業民間移譲の関連議案がそれぞれ可決され、来年4月からの広島電鉄による運行が事実上決まった。
精算費約65億円のうち3億円は、現金や未収金として今年度末に一般会計に繰り入れるため、実質的には62億円。内訳は、職員の退職金計約33億円や、市交通局がリース契約していた阿賀南営業所の中途解約金約5億6000万円など。一般会計補正予算、交通事業廃止条例ともに、賛成多数で可決した。
市は21日、国土交通省中国運輸局に事業廃止を届け出る。【寺岡俊】
毎日新聞 2011年12月17日 地方版
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