アマツマガツチとは、モンスターハンターポータブル 3rdに登場する古龍種である。
別称は『嵐龍』、略称はアマツなど。
なお、日本の神を呼称する際の言葉で、アマ(天)ツ(の)マガ(禍)ツ(の)チ(神)という意味である。
漢字表記は天津禍津神。
概要
嵐に乗って移動し、嵐を纏い、嵐を操るといわれている、東方の龍のような姿をしたMHP3rdにおけるラスボス的存在。宙に浮きながら主に、MH3にあった海竜種(水中時)のような行動をとる。
古来よりユクモ地方に棲んでいた古龍。ユクモ近辺に伝わる伝承にも登場し、「曰く、≪霊峰≫に棲む嵐の化身。
曰く、大いなる厄災の龍。」と記述されている。ちなみにユクモ地方にはギルドの気球が飛んでいないが、これはこの地方の上空はアマツマガツチの縄張りであると同時に、万が一アマツに遭遇すれば叩き落とされてしまうため、飛ばしていないのである。余談だが、モンハン世界の気球は特別頑丈に造られていてリオレウスの火球にも耐えられるようになっている。そんな気球を撃墜したのは、今のところアルバトリオンとアマツマガツチしかいない。
ジンオウガが渓流に現れることになった元凶。ゲーム開始直後のムービーでもその姿を確認することができる。積乱雲の中に住んでおり、常に空を飛び続けている。地上に降りてくると大嵐が起こるといわれており、数百年前に村が壊滅したのは、この古龍のしわざと伝わっている。
アマツマガツチと戦う際は、「渓流」の更に奥地にある、専用の「霊峰」といわるステージで戦うことになる。体をひねった状態からハンターを吸い込みながら巨大な竜巻を起こすダイソンと、天高く舞い上がってからの縦→横→縦の順番で撃つ十字ブレスは非常に強力で、どちらも命中すれば即死レベルの威力がある。が、それ以外の攻撃はそこまで高火力と言うほどではない。
攻撃を受けると体に風をまとう。また「霊峰」のステージには、アマツマガツチを観測していた飛行船に搭載されていたバリスタと弾が散らばっている。このバリスタの単発式拘束弾で一時的に身動きを封じることができるが、風をまとっている間は弾かれてしまうので、攻撃動作中や閃光玉による目眩ましで風が消えているときを狙う必要がある。
なお、破壊可能部位は頭(2段階)、左右ヒレ(左右それぞれに部位破壊報酬あり)、背中(首と怯み値共有)、尻尾(2回剥ぎ取り可)である。
防具はヤマツカミのように東方の防具が作成できる。しかし大仏ぽい防具が作れるヤマツカミとは違い、アマツマガツチからは古代日本の神官や巫女モチーフにした装備が作れる。剣士用のものは「荒天」、ガンナー用のものは「蒼天」と
呼ばれている。ユクモに伝わる古の神官の装束を模していて、守護の言霊や神々の守護が宿る。そのためか飛竜の頑丈な鱗や甲殻を用いた防具よりも高い防御力を持つ。また、これを纏う者は人の身でありながら人を超える存在となり天災をも制すという。
スキルはアマツマガツチの能力が強く反映されていて、「力の解放」「斬れ味レベル(剣士)」「装填数UP(ガンナー)」「水属性攻撃強化」が付く。「斬れ味レベル」が発動する防具には、必ず「なまくら」も一緒に発動してしまうのだが、唯一荒天装備だけは例外。さすがは神の力か。しかしなぜかマイナススキルの「スローライフ」も付くので注意。
アマツマガツチには、ステージ開始時に流れる「神霊の峰」、体力が一定以下になるまでの戦闘曲「大風に羽衣の舞う」、体力が一定以下になり本気モードになった時の戦闘曲「嵐の中に燃える命」、そして討伐成功時に流れる「生者を照らす朝日」という4つもの専用曲が用意されている。超大型モンスターであるラオシャンロンの戦闘曲が3つである事を考えると、何気に待遇が良い。
「嵐龍天翔」というイベントクエストでもアマツマガツチと戦う事になる。しかし侮るなかれ。集会浴場の「舞うは嵐、奏でるは災禍の調べ」と比べると体力が増え、攻撃力も上昇している。生半可な防具では、ちょっとした攻撃で致命傷になるうえ、たとえ一級品の防具に身を包んでいても、まともに突進を喰らえばゴッソリと体力を持っていかれる。まさにG級の如き難易度なのである。ハンターは荒ぶるアマツマガツチの御霊を味わうことに。その代わり、レア素材である天空の龍玉の入手率が少し高くなっている。しかし天空の龍玉狙いなら、普通のアマツクエを回した方が効率が良い。
武器の由来
アマツマガツチの武器には天候に関係した名前がつく。おそらくこれらの文字は古代日本で使われていたものだと推測できる。武器のモデルも古代日本の楽器や扇子などをモデルにしている。
好きな人には好きなデザインだが、全て「天空の龍玉」を使わないと生産できないので揃えるとなると苦労する。
一部の武器には、模様が鼓動の如く明滅する等のギミックがある。
アマツマガツチの素材から作られる武器は高い攻撃力と多少の水属性を持ち、そしてマイナス会心が付く。斬れ味ゲージは僅かながら青まであり、「斬れ味レベル」スキルを付ける事で青ゲージを伸ばせるが一段階上の白にはならない。
- 凶剣【叢雲】(むらくもと読む。むらがり立つ雲という意味。)
- 凶刀【催花雨】(さいかうと読む。春、早く咲けと花をせきたてるように降る雨という意味。)
- 凶宝【翠嵐】 (すいらんと読む。青々とした山のたたずまいという意味。)
- 凶扇【黒風白雨】(こくふうはくうと読む。暴風とにわか雨という意味。)
- 凶鏡【妖雲】 (よううんと読む。不吉の前兆を示すあやしい雲という意味。)
- 凶琴【秋嵐】(しゅうらんと読む。 秋の山にたちこめるもやという意味。)
- 凶矛【凌雲】 (りょううんと読む。 雲をしのぐほどに高いことという意味。)
- 凶銃槍【瑞雨】(ずいうと読む。穀物の生長を助ける雨という意味。)
- 凶剣斧【白雨】(はくうと読む。明るい空から降る雨という意味。)
- 凶針【水禍】(すいかと読む。洪水による災害という意味。)
- 凶刻【時雨】 (しぐれと読む。秋の末から冬の初めにかけて、ぱらぱらと通り雨のように降る雨という意味。)
- 凶弓【小夜嵐】 (さよあらしと読む。夜の嵐という意味。)
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関連項目
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読み:アマツマガツチ
初版作成日: 10/12/19 13:45 ◆ 最終更新日: 11/12/07 22:24
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