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【サッカー】

バルサのペドロ、ビリャにV捧げる

2011年12月17日 紙面から

 クラブ世界一を争うトヨタ・クラブワールドカップ(CWC)は18日、横浜国際総合競技場(横浜市)で決勝と3位決定戦を行う。決勝では欧州王者のバルセロナ(スペイン)と南米代表の名門サントス(ブラジル)が激突。決勝前には世界3位の座をかけ、開催国枠で初出場したJ1王者の柏がアジア王者・アルサド(カタール)と対戦する。16日は4クラブとも横浜市内など東京近郊で軽めの調整に汗を流し、2日後の“決戦”に備えた。

 バルセロナは横浜市内で非公開練習を行い、前日(15日)のアルサド戦の先発メンバーを除いた控え組が約1時間にわたってシュート練習やミニゲームで調整した。練習終了後には宿泊先のホテルで記者会見を行い、選手代表で出席したFWペドロが「(決勝でサントスに勝って)ダビド(FWビリャ)とビラノバにタイトルをささげたい」と優勝宣言。準決勝で左すねを骨折したビリャと、11月に耳下腺腫瘍の手術を受けたばかりで今回の遠征に同行できなかったビラノバ第2監督に、タイトルをプレゼントすることを誓った。

 2年前のCWC決勝で値千金の同点ゴールを決め、優勝に貢献したペドロ。ビリャに加え、FWサンチェスも内転筋を痛めてしまった今、活躍の再現が期待される。

 「ダビドのけがは世界最悪の知らせだったが、彼のけがは僕たちにさらなるモチベーションを与えてくれた。重要なのは誰でもいいからゴールを決め、勝利をダビドにささげることだ」と終始、「ダビドのために勝つ」ことを強調していた。 (工藤拓)

 

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