中畑監督「キャンプは６勤１休」　落合流で立て直す

　“落合流”で立て直す！　ＤｅＮＡの中畑清監督（５７）は１６日、来年２月の宜野湾キャンプは「６勤１休」とする方針を明かした。横浜市内の球団事務所で高田ＧＭ、この日に就任が正式発表された高木豊ヘッドコーチらと話し合い、リーグ覇者である中日のキャンプのようなハードな日程を組むことを確認した。

　「６勤１休になるかな。今しかできないしね」

　中畑監督は４年連続最下位のチーム立て直しへ向けて、まずは練習量を確保することを決めた。ここ数年は４勤１休が基本で、週末に練習をファンに公開するため５勤や３勤にしたことはあるが、６勤にすることはなかった。時間が短く夜間も練習しなかった近年とは、がらりと変わるキャンプになる。

　６勤キャンプは、落合監督が率いた今季までの中日が行っており、来季から指揮を執る高木監督も継続する方針を示している。中畑監督も、今や常勝軍団となった中日の方式を取り入れる。週６試合というシーズン中のペースと同じにし、コンデショニングを自然に身に付けさせる意味合いもある。

　キャンプでは選手の競争意識もあおるため、練習試合も多くする。「スタートで１、２軍は振り分けるけど（２軍キャンプ地の）嘉手納まで（車で）３０分。実戦で競争意識が高まればいい」。目の留まった選手は積極的に１軍へ抜てきする方針だ。　（後藤慎一）