地球環境をまもるために〜小さなことからコツコツと〜

地球温暖化・異常気象・環境汚染の原因を考察し、私たちにできることを一つ一つ調べていきたいと思っています。

八ツ場ダム建設のパブリックコメントなるものがあったそうです。

2011-11-20 10:18:37 | Weblog
八ッ場ダム検証 延べ5963人から意見

私が病で倒れている間に、八ッ場(やんば)ダム(長野原町)建設の是非の検証が行われていました。

どうみても九州電力と同じ手法を使ったとしか思えません。
九州電力と同じ手法、というのは、原発の運転再開のために電力会社の社員にメールを送らせまくり、
住民からの運転希望再開メールが多かったと捏造したのです。



関東地方整備局が十月六日〜十一月四日に実施した意見募集に、一般から延べ5963人の応募があったようです。



 応募は10月24日時点で約30人、11月3日時点で130件と低調だったが、「治水、利水面でダム案が最も有利」などとする整備局報告書の読みやすい概要版を作成した
結果、締め切り間際に駆け込み的に急増したという。


記事を読めばわかります、異常なパブリックコメントの寄せられ方です。

締め切り間際になって、「治水、利水面でダム案が最も有利」という内容のパブリックコメントが5800通以上も最終日に出されたというのです。

こんなことしたらすぐにばれるのに。


このようなことを関東河川整備局の人間は恥ずかしげもなく行えるというのだからすごいものです。
九州電力のやらせに対しての評価が自分たちに降りかかってくると何故わからないのか。

河川整備局や建設業者とその家族はパブリックコメントを行う権利を持たないはずです。
原発関連業者と同様に必ず建設を推進させるからです。
パブリックコメントではなく推進者の意見ですから。


ダムを建設しても堤防の増強、嵩上げは必要です。
なぜなら埼玉県中央部は関東平野の沈降の中央に位置し、じわじわと地盤沈下していく場所だからです。
堤防工事が最重要項目なのに予算を大幅に削り続けてきました。
終わりのない工事だとしても、堤防工事はとても必要な工事です。

堤防がおろそかだと、400年に一度の豪雨が降って、上流部のダムが全て満杯になり、ダムが圧力をかけて大量の水を放流する。
その勢いで堤防が壊れますよ。
ダムの放流で護岸が破壊された日高川のように。


治水面でダム建設がもっとも有利というのがだいたいおかしい。
そして100年に一度に備えたダムを作って、その下流で洪水が起きたら400年に一度の豪雨とか、200年に一度の豪雨とか、
平気でいうから悲しくなります。


本当に必要なものに費用を捻出してほしい。
第三者機関に検証させるべきです。
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ダム建設の作法 そして八ツ場ダム

2011-11-20 00:33:09 | Weblog
世の中には作ってよいダムと悪いダムがあります。


例えば、小さなため池を作るのは良い。

小さい堰を設けるのは良い。

川の横に作られた小さめのダムは良い。

水田も実は浅いダムなのですが、それも良い。

どうしてもダムでしか洪水調整ができない場合は、巨大な洪水調整専用の穴あきダムを建設するのは良い。
巨大でなければ無意味なので、小さな穴あきダムは存在価値がない。

発電用ダムは洪水誘発装置となるため、日本では採用するべきでない。

動植物の生命や生活の場を奪うものであるから、必要最小限建設すべきものである。



日本のような地域の洪水調整は、川の浚渫と堤防の整備、遊水池の確保、そして川の横幅を広げるか放水路を建設して行うべきなのです。


建設中のものも含めると、日本のダムの数は約3200あります。

実際は水需要は減少していますがこれからなぜか水需要が増えるという予測のもと、どんどんダムを建設しようという方針を国土交通省は貫こうとしています。


洪水調整にダムが必要だという声もあります。
しかし、今年日本で起きた豪雨は、ダムによる治水がむなしいものであることを明らかにしました。

新潟・福島豪雨ではダムによる洪水調整は無理だとわかったのです。
むしろ放水路を建設した地域では洪水が起きませんでした。

和歌山県の豪雨では、100年に一度の洪水に備えたダムが、下流の産業や農業を破壊しました。
発電用ダムが法律にのっとって大量の放流を行い、尊い命が奪われました。

名古屋も、洪水に備えて河川上流に洪水調整のダムを建設しましたが、役に立たずに水浸しになったのは記憶に新しいです。
ダムじゃなくて堤防や河川改修を急ぐべきでしたね。




このたび国土交通省が建設継続方針を出した八ツ場ダムは、特別な意味合いを持つダムです。

このダムは、これからの日本の運命を決定付ける、引き返せるか引き返せないかを決めるダムです。

それを日本人は理解していない。




地質に問題があり、水質にも問題があり、美しい渓谷を破壊し、浅間山噴火の際の泥流の通り道に位置し、防災学者が反対する場所に建設される。
降雨が非常に少ない地域でありながら洪水調整能力は非常に優秀とされる。
吾妻川水系全体の発電量は、ダムができることで大幅に下がる。


デメリットが山積みなのに、大規模事業でおいしいから、作ってしまったほうが安いから、関東は水需要は減っているけれど将来的には大幅増の予定だから。
とにかく作ってしまいましょう!!


そんな愚かな大人たちの姿を、子供たちは尊敬できるわけがない。


これから日本をたくさんの災害が襲うことになるだろうけれど、山林の整備をしなかった、河川改修を適切に行わなかった、自然を破壊して不要なダムを建設し続けた報いは、
連帯責任でその地域や下流の住民が受けることになる。
それが因果応報ということです。


八ツ場ダム問題は、一般の人が思っているより重大な問題だと警告しておきます。
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地震に備えたほうがよい

2011-11-19 09:05:45 | Weblog
ニュージーランドに大量のクジラが打ち上げられたと思ったら、
やはり大きめの地震がきた。
11月18日。そのままでも足しても地震が起きそうな数字ですね。


この流れは覚えています。

クジラ打ち上げから少したった2月22日にニュージーランドで大地震があって人が亡くなったけど、
その後日本でも大量のクジラの打ち上げがあり、3月11日の地震があった。


これから二ヶ月は東日本大震災クラスの地震が起きる確率があがると
発表されたばかり。



備えあれば憂い無し。
もう一度防災用品のチェックを行い、避難場所や
津波避難ビルの場所の確認をしたほうが良いです。
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梅干しが効いてる

2011-11-19 02:00:04 | Weblog
風邪には梅干しがいいよとすすめられて、和歌山産の梅干しをモリモリ食べてみました。
そしたら熱が下がってきました。

夜は38.5度位に熱が上がり、咳込んで眠れなかったのに
今は37度ぴったり。咳も痰も出なくなった。
呼吸も普通にできるようになりました。


今まで真面目に飲んでた薬はいったいなんだったのか…。



気のせいかもしれないけど、私には梅が効いた。
教えてくれたおじさんと梅に心から感謝。
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放射性物質の除染とヒント

2011-11-19 01:56:09 | Weblog
チェルノブイリ事故の後の話。

スウェーデンで、放射能の雨によって農地が汚染された時、
汚染されて流通させられない牛乳を農地に散布しました。

何故散布したのかわかる人はいると思います。


粘土でも、ベントナイトが有効だとわかっています。
ベントナイトの成分を見ると、何が有効なのか推測できると思います。



市販されている肥料や土壌改良剤のいくつかを畑に撒くだけでも、同様の効果があるのではないかと思う。

それを実験したかった。

ホッキ貝の殻の成分とか使ってみたかった。

ホウ素が中性子を吸収するように、様々な元素の特性を見極めれば
思ったよりも簡単に解決できる可能性が高いです。
研究者の方々は急いでほしい。


水素や特に元素周期表の左側の元素を使って実験してほしいです。


大昔、研究してデータ取りをしていたことがあります。
その時、教科書に載っていることが全て正しいとは限らないことを知りました。
例外や特殊条件下での反応もあり、データが積み重なって教科書の内容が変わっていく。
そしてまだ分かっていないことも多い。

まだ学問は発展途上なのです。
だからたくさん検証してほしい。



放射性物質の除染方法だって同じです。
日本は原発の安全神話を掲げて除染技術の確立を怠ってきたのです。
今やらなくていつやる?


今からでも遅くない、研究できる方にはたくさん研究してもらいたいのです。
その研究の積み重ねが多くの人たちを救うことに繋がります。
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気管支炎が治らない

2011-11-17 06:32:56 | Weblog
肺炎になったり気管支炎になったりを繰り返していて、
なかなかしんどい毎日です。


実験したいです。
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TPPに関してはよくよく協議してほしい

2011-11-10 18:46:21 | Weblog
11月11日が回答の期限といわれているんだろうと予測しますけれど、本来であれば
国民生活が大幅に変るような問題だから、もっともっと議論するべきだと思います。

関税の問題だけではない、様々な分野において協議が行われます。
作業部会は以下の24あります。


  1.主席交渉官協議

  2.市場アクセス(工業)

  3.市場アクセス(繊維・衣料品)

  4.市場アクセス(農業)

  5.原産地規制

  6.貿易円滑化

  7.SPS

  8.TBT

  9.貿易救済措置

  10.政府調達

  11.知的財産権

  12.競争政策

  13.サービス(クロスボーダー)

  14.サービス(電気通信)

  15.サービス(一時入国)

  16.サービス(金融)

  17.サービス(e-commerce)

  18.投資

  19.環境

  20.労働

  21.制度的事項

  22.紛争解決

  23.協力

  24.横断的事項特別部会


2011年現在アメリカは10%近い高い失業率です。
依然として2008年のリーマンショックから立ち直れていません。
ネバダ州で13%、カリフォルニア州では12%の失業率。
100人いたら12〜13人が職を失っているという大変な事態。


アメリカの総人口3億1219万人中(2011年時点)、生活保護(フードスタンプ)を受けている人が
2010年9月の時点で4290万人もおり、毎月平均で50万人づつ増えているという。


[世] アメリカの失業率の推移(1980〜2011年)

そこでTPPです。
TPPでアメリカの競争力をもつ様々な商品を大量輸出すれば、アメリカの雇用は回復し、
1984年に見せた経済成長がもう一度やってくる。

TPPに日本が参加すると1億2800万人の市場が開放されます。



為替の変動のせいで欧米各国から見ると日本は年8〜9%前後成長しているように
見えるらしい。
実際に年に3%づつ日本の富裕層は増えています。(反対に貧困層が激増しているのですが。)
現在労働人口の42%が年収300万以下になっているわけなんだけれど、これは間違いなく
TPPで悪化します。
大量の失業者が生まれるでしょう。
そこを全く触れていないのだから、説明不十分というのは当たり前。



(あと、TPPに参加するしないに関係なく、自国の農業はある程度保護しないといけないものです。
どこの先進国も農業は保護してます。
食料を他国に依存するのは危険なことだから。
ただ補助金漬けで過剰農産物を作りまくり、結局潰して捨てまくっているのはいただけない。
ここは変える必要がある。)



日本が覚悟を決めて、必ず生じる失業者対策も全力で行うというのならばTPPに参加
してもいい。そう思っています。


今のうちに海外企業を買収しておくとか。
独立行政法人の従業員給料を半分に減らして、倍の人数雇うとか(公務員や準公務員のワークシェアリング)。
富裕層の所得税を1〜数%上げるとか。
特にアメリカや諸外国と積極的に共同開発を行って、アメリカも活かしながら日本も活かすようにするとか。win-winになるように話を持っていくとか。
各企業が競争力をあげるべく努力するのは当然。


セーフティネットや失業者対策を用意できないのであれば、TPPには参加しないほうがいい。
参加しなかった場合にはどのような未来がやってくるのか体感してみるのもありでしょう。
どんな制裁があるのか、何が日本に起きるのか。そのデメリットも考えないといけないし。



どっちを選んでも日本は変る。
いいことも悪いことも徹底的に議論して欲しいです。
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おすすめの本 聖徳太子の言葉

2011-11-08 01:12:31 | Weblog
政治家の方にも官僚の方にも原発関係者にも一般の人にも是非読んでいただきたいのが、


『聖徳太子の言葉』 著者:大角修 えい出版社



環境問題をはじめ原発事故とその後の対応や、政治の混乱、子供達の
いじめ問題などの根本は、国を作る大人達が劣化しており、正しい方向に修正できずに
誤りを続けてしまっているから。
政治の誤りも社会の誤りも、子供の誤りも修正できずにいる。
他国では糾弾され、処刑されたり、逮捕されるようなことがまかり通っています。


海外の人に真顔で言われたのは、
「日本人て頭おかしいの?国とか東電に対してなんで怒らないの?
僕の国ならすごいデモとか暴動が起きるよ」
いや、デモは何度もやってた…。


他の先進国からは超格下に見られ、もはや相手にされなくなっている。
キャッシュディスペンサーと思われているだけ…。


こんな現状を今、変える必要があります。



激動の時代を生き、日本の礎を築いた厩戸皇子の十七条の憲法は、
今読んでも全く色褪せません。
むしろ、今の時代にこそ必要な憲法です。


時代背景を考慮しながら、本当の和とは何か、大人の在り方を本から読み取り、
強くしなやかに生きていきたいと思います。
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東日本女子駅伝

2011-11-07 05:59:28 | Weblog
なんと福島県を走るそうです…。
原発からまだ放射性物質が出続けているのに、中高生らを走らせるのは
早過ぎる決断なんじゃないでしょうか。
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自然も生き物も人間も大切にしよう

2011-11-06 01:59:51 | Weblog
みんな大切なものだから、むやみに破壊したり命を奪ったり傷つけたりしないで、
次の世代に美しいまま繋いで行く。
たくさんの生き物と共生していく。
それは地味だけど、とても素晴らしいことだと思います。



それとは別に日本には見直さなくては
ならないことがたくさんあります。


地球環境からかなり脱線しますが、大切なことなのでこちらに書いてまいります。


日本は陰湿なイジメと言葉の暴力のある国です。
これが未来ある子供達を潰し、コミュニケーション障害を引き起こさせ、
社会に出られなくさせる最大の原因だと思っています。


イジメた側は人の人生を潰したことも忘れて、出世したり成功したりしています。
しかしそのようなメンタリティの人間が上に立つ社会はどんどん衰退して行きます。

まさに現代の日本の姿です。



いじめられた子が立ち直り、社会生活を営めるようになるのには、
想像以上の対話と時間が必要です。



夏前に会った男子高校生のケースを紹介します。
彼は中学時代に徒党を組んだ男子生徒たちから猛烈ないじめをうけていましたが
じっと耐え続けました。
辛いけれども、教師にも家族にもいじめられていることを話すことができませんでした。
プライドや仕返しを恐れる心がそうさせたようです。

中学を卒業し、無事にいじめっ子と別れて楽しい高校生活が始まりました。
高校で仲の良い友達もでき、順風満帆にみえた五月。

彼を「いじめの後遺症」が襲いました。


制服を着た男子学生を見るだけで足がすくむようになり、学校に通えなくなりました。

高校の友人が心配して迎えに来てくれても外に出られない。
親が無理矢理車に乗せようとしても心が拒絶してしまう。

このままじゃだめになる、もうかなりだめになってる。
でも外にも出られない。
自分は生きていてもしょうがない。
ただ自殺すると両親に迷惑がかかるだろうからできない。


ずっと誰にも話せないでいた辛い思い出や胸の内を、ボロボロ涙を流しながら語ってくれました。
話しきるまで5時間もかかりました。


幸いにもその男子高校生は、自分がPTSDにかかっていることを理解しました。
高校にはいじめる奴がいないことを説明し、
心のエネルギー電池を満タンにするような、好きなことをたくさん行うよう指示し、
高校に行くだけが人生じゃない旨を説明しました。
しかし、彼は高校で勉強したいとハッキリ言いました。

ならば大好きな高校に通いたいと強く念じさせたところ、
この秋から通学できるようになりました。


何度も玄関で靴が履けず、駅まで行ったけれど電車に乗れず、
それを乗り越えて通学できるようになったのです。



しかし、いじめがなければこんな苦労はしないでいいんです。
いじめは魂の殺人であり犯罪だと思っています。



いじめは本能だから無くならないといいますが、本当にそうでしょうか。
人の魂を傷つけたのと等価の罰を、いじめた側に与えれば一気に減ります。
卑劣な行いに対して正当な指導を家庭でも学校でも行ってほしいです。
それが大人の仕事です。


中高生の半数以上が自殺を考える、そんな国はおかしいんです。

様々な大人が子供達の未来のために、真剣に対話するべきだと思います。
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