岩手 復興祈念ポストに年賀状
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岩手 復興祈念ポストに年賀状

12月15日 12時32分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

年賀状の受け付けが始まった15日、岩手県陸前高田市では、津波に流されなかった「奇跡の一本松」などが刻まれた「復興祈念ポスト」が仮設の郵便局に設置され、被災した人たちが早速、年賀状を投かんしていました。

復興祈念ポストは、仮設のプレハブで営業している陸前高田市の竹駒郵便局に設置され、15日朝、披露されました。岩手特産の南部鉄器で作られていて、側面には一日も早い復興を願い、津波に流されずに1本だけ残った「奇跡の一本松」や、岩手の詩人、宮沢賢治が闘病中に書いた「雨ニモマケズ」の全文が刻まれています。受け付けが始まると、被災した人などが早速、年賀状を投かんしていました。郵便事業会社陸前高田支店では、震災で多くの犠牲者が出たことや、自宅が流されて住所録を失った人も多いことから、来年の年賀状を出す人は例年より減るとみています。津波で友人を亡くした67歳の女性は「『あけましておめでとう』という気分ではないのですが、震災後に助け合いやつながりを実感したので、年賀状に『絆』ということばを書いて少しだけ出すことにしました」と話していました。