大門剛明。
2009年に「雪冤」で横溝正史ミステリー賞を受賞したミステリー作家(36歳)である。
その後、「罪火」、「確信犯」、「告解者」を発表している。
京都の龍谷大学文学部を卒業後、故郷の伊勢に帰り、小説を執筆している。
さて、この作家の名前をどう読むか。
「だいもんたけあき」が正しい。
本の奥付にはふりがなが、表紙には「DAIMON TAKEAKI」と表記されている。
ここで私が問題にしたいのは、書店で大門剛明の小説がどのように並べられているかだ。
まず平積みでは並べられていない。
棚にも置かれていない書店も多い。
売れた後の補充がないのであろう。
まだ人気作家とまでいえないようだ。
昨年大津パルコの紀伊国屋書店は小説を作家の名前のあいうえお順に並べているが、「雪冤」は「お」の所に置かれていた。
「大門」を「おおもん」と読んだようだ。
その時、店員を呼んで、間違いを指摘した。
もちろんその店員は「た」のところに移動させた。
しかし、数日してから見ると、また「お」のところに戻っていた。
そして今年10月7日、大垣書店四条店では「告解者」がミステリー作品の棚で「お」のところに置かれていた。(この大垣書店四条店では一般の文芸書(小説)が作家のあいうえお順に並べられておらず、順不同で並べられており、お目当ての小説を探すのに苦労した。)
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