まるで「血の池」、汚染で川の水が真っ赤に―中国・洛陽

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  中国河南省洛陽市で13日、市内を流れる川の水が赤く染まっているのが発見され、環境保護当局が汚染源の調査に乗り出した。中国新聞社が報じた。

■中国の環境汚染 - サーチナ・トピックス

  現地時間13日午前11時ごろ、同市の市街地を流れる川で「まるで血に染められたような」赤い水が流れているとの通報があった。赤い水は川の北側にある暗渠(あんきょ)から流れてきたもので、150メートルほどの階段状の水路を経て川に合流していた。付近の住民によると、前日までは特に異変が見られなかったという。

  所轄の環境保護当局担当者らは真っ赤に染まった川の写真を見て驚いたという。同日午後に現場を訪れた同市環境保護局の黄保軍副局長は、赤い水が流れた暗渠は雨水管であることを指摘したうえで「上流にある企業の汚水と雨水が混ざって起きた可能性が高い」と推測した。

  中国メディア各社は、衝撃的な「赤い川」の写真を報じた。写真は中国新聞社のウェブサイト、中国新聞網の掲載記事。

  当局は原因や発生源について調査を進めているが、詳細は明らかになっていない。(編集担当:柳川俊之)

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