人民元が対ドルで最高値、中銀介入の可能性
[上海 16日 ロイター] 16日の上海外為市場で人民元が対ドルで上昇し、最高値の1ドル=6.3294元をつけた。
市場関係者によると、大手国有銀行が大量のドル売りを出しており、中国人民銀行(中央銀行)が介入を実施している可能性がある。
人民銀行はここ数週間、元相場の下落観測を退けるため、元高水準に基準値を設定している。
上海のある欧州銀行トレーダーは「これは明らかに人民元支援に向けた政府介入だ。人民元の下落を食い止めるために基準値を活用している人民銀行による最近の取り組みと一致する」と指摘。「政府は短期的な人民元相場の安定維持を断固として行う決意で、人民元の若干の上昇も容認する可能性がある」との見方を示した。
一部の海外投資家は、中国経済の減速に対する懸念を理由に人民元に売りを出している。
人民元相場は過去最高値をつけたのちに若干押し戻され、対ドルで6.35元近辺で推移している。ただ、前日終値(6.3735元)よりは大幅に元高となっている。
複数の市場関係者によると、人民銀行は年内元相場の規則的な上昇を容認する見通し。人民元は対ドルで12月末には6.30元近辺まで上昇する可能性があるという。
*内容を追加します。
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