メニューへ


放送内容


10月17日(月)

印刷する


メインテーマ放射線大丈夫?日本列島・食卓まるごと調査


出演者

専門家ゲスト:安斎育郎さん(立命館大学名誉教授・放射線防護学)
ゲスト:室井佑月さん つるの剛志さん
リポーター:小林孝司アナウンサー

出演者の関連情報はこちら


放送でお伝えした数値に誤りがありました。再分析後の数値は、以下をご覧ください。
本当はどういう実態だったのか?また、なぜこうしたミスが起きたのかを明らかにする番組を12月15日(木)に放送します。皆様のご意見を、当サイトのトップページからメールでお寄せください。

食卓まるごと調査とは?

参加者は?

今回調査にご協力いただいたのは全部で7家族です。

福島からは、郡山・須賀川の2家族。
郡山のご家庭は、地元福島の農家を応援したいと、なるべく地元の野菜を買うようにしています。
しかし、9か月になる赤ちゃんに、本当にこのまま地元の野菜を与え続けて本当に大丈夫なのか、不安が消えません。一方、須賀川の一家は、農家で、家で食べる野菜のほとんどが自家製のもの。ただし、野菜は出荷しておらず、これまで放射線の検査は一度も受けたことがありません。さらに、水も水道ではなく、敷地内からわき出るわき水を使っています。 

東京からは、2家族が調査に参加。江戸川区にお住まいの一家は、食品からの被ばくをなるべく減らすため、西日本の食材を食べるようにしています。もう一家族は目黒から。こちらは、産地は気にせず買い物しています。

そのほか、全国的な広がりを知るため、札幌(北海道)、岸和田(大阪)、廿日市(広島)のご家族にもご協力いただきました。それぞれ、地元の食品を食べることが多い方々です。地域による差は、出るのでしょうか?

分析のしかたは?

それぞれの家族に一食分余分に食事を作ってもらい、一日分をまとめてミキサーにかけて完全にかき混ぜ、分析用のサンプルを作ってもらいます。それを一週間続けて東京の研究室に送ってもらいました。

分析をしたのは、首都大学東京・福士政広教授研究室です。「ゲルマニウム半導体検出器」を用い、各サンプル7200秒かけて分析しました。さらに各家庭1サンプルは、30000秒の追加測定を行いました。

調査の結果は?

当初、放送で発表した数値に誤りがあったことがわかりました。原因は、分析装置の調整の不備です。なお、検出されたデータそのものに不備はなかったということです。装置の再調整は、別の専門機関の協力も仰ぎ、二重のチェックを行いました。この度は、誤った数値を公表し、申し訳ありませんでした。

前回放送した誤った数値         再検証後の数値
<セシウム134>
札幌     5.69Bq/kg  →  ND (検出限界:8.2Bq/kg)
須賀川  3.66Bq/kg  →  ND (検出限界:5.7Bq/kg)
江戸川  4.05Bq/kg  →  ND (検出限界:5.2Bq/kg)
岸和田  3.39Bq/kg  →  ND (検出限界:4.5Bq/kg)

<セシウム137>
目黒  8.97Bq/kg  →  8.5Bq/kg  ※誤差1.9Bq/kg
                                               (検出限界:5.2Bq/kg)

カリウム40については、12月15日(木)の放送内で結果をお伝えできるよう、再検証作業中です。

→詳しい分析結果を見る(PDF)

●詳しい献立をみる
→札幌(北海道)(PDF)
→郡山(福島)(PDF)
→須賀川(福島)(PDF)
→江戸川(東京)(PDF)
→目黒(東京)(PDF)
→岸和田(大阪)(PDF)
→廿日市(広島)(PDF)

なお前回の放送では、測定値が非常に小さかったものについて、「検出せず」のほか「0」と表記しました。
これは、「ND」、「不検出」、「< 検出限界値」等と表記すべきでした。


出演者の関連情報
●著書
<安斎育郎さん>
・『家族で語る 食卓の放射能汚染』(同時代社 1,200円・税抜き) 

視聴者のみなさまへ
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。

このページトップへ