背景
カツオは、高知市での一世帯当たり消費量が全国一位である「高知県の魚」です。
土佐湾沖で漁獲される水産物の安全性は確保されていると考えておりますが、秋頃に本県沖へ回遊する「戻りガツオ」に対する県民の皆様の関心が高いことから、放射性物質の検査を7月から当分の間毎月一回行うことにしました。
12月14日の検査結果について
12月13日に入手したカツオでは、セシウム-134及びセシウム137が微量検出されましたが、今回検出された値は国の暫定基準値の230分の1という極々微量であり、摂取しても健康には全く問題ありません。
検査結果一覧表
単位:Bq(ベクレル)/kg
試料 | 採取場所 | 試料入手日 | ヨウ素-131 | セシウム-134 | セシウム-137 | 放射性セシウム 合計 |
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カツオ | 土佐湾沖 | 平成23年7月14日 | 検出されず (検出下限値:0.63) | 検出されず (検出下限値:0.73) | 検出されず (検出下限値:0.93) | ― |
カツオ | 土佐湾沖 | 平成23年8月8日 | 検出されず (検出下限値:0.76) | 検出されず (検出下限値:0.68) | 検出されず (検出下限値:0.75) | ― |
カツオ | 土佐湾沖 | 平成23年9月13日 | 検出されず (検出下限値:0.76) | 検出されず (検出下限値:0.73) | 検出されず (検出下限値:0.69) | ― |
カツオ | 土佐湾沖 | 平成23年10月12日 | 検出されず (検出下限値:0.68) | 検出されず (検出下限値:0.72) | 検出されず (検出下限値:0.64) | ― |
カツオ | 土佐湾沖 | 平成23年11月15日 | 検出されず (検出下限値:0.64) | 検出されず (検出下限値:0.67) | 検出されず (検出下限値:0.97) | ― |
カツオ | 土佐湾沖 | 平成23年12月13日 | 検出されず (検出下限値:0.64) | 0.77 (検出下限値:0.75) | 1.4 (検出下限値:0.83) | 2.17 |
※国の魚類摂取制限に関する暫定規制値・・・放射性ヨウ素:2,000Bq/kg、放射性セシウム合計:500Bq/kg
※検出下限値とは・・・測定において検出できる最小値のこと。測定方法の特性により、その値は毎回若干異なります。
測定方法
平成14年3月厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に基づく、ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーにより、高知県衛生研究所が測定。