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陸山会公判:池田元秘書、検察の取り調べを批判

 資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第8回公判が8日、東京地裁(大善文男裁判長)であり、前日に続き証人出廷した元秘書、池田光智被告(34)=1審有罪、控訴中=は、検察の取り調べの不当性を訴えた。

 池田元秘書は逮捕前の09年12月、東京地検特捜部の任意聴取で、元代表に関連政治団体の05年の収支を報告した経緯についてただされ、04年10月の土地代金支払いを05年分にずらして計上したことを説明したとする調書に署名・押印した。これについて、この日の弁護側尋問で「記憶と違い抵抗感はあったが、代議士(元代表)に迷惑がかかると思わなかったので、取り調べを終わらせたくてサインした」と証言した。

 西松建設違法献金事件で09年3月に受けた任意聴取についても詳述。「気が狂わんばかりに(検事に)怒鳴りつけられ『何でもいいから署名してくれ』と懇願された。なりふり構わず調書を作る気なんだろうと思った」と話した。【和田武士、鈴木一生】

毎日新聞 2011年12月8日 15時43分

 

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