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[30841] 【短編】IF 月村のねこ天国(なのは×11ぴきのねこ)
Name: 星の弓◆ecc39788 ID:16808a53
Date: 2011/12/11 21:06
月村すずかは思う。

いや、すずかだけではなく、忍をはじめ月村家の者全員が思っている。

本当に可愛らしくて、何故か人語を解し、会話ができ、不思議な11ぴきのねこを。

気付いたら庭に倒れていた。

1ぴきは白をベースに青いしましまが入ったねこ。

もう10ぴきは、お腹が白く、あとは全体的に青い毛並みのねこだった。

「おねぇちゃん!!!」

すずかが慌てて忍を呼びに行った。

その間に11ぴきのねこは起き上り、屋敷に侵入し、食糧庫から食べ物をあさっていたが、そこを月村のメイドをしているノエルに見つかった。

本能的にマズイと悟ったとらねこたいしょう【トラネコ大将でもいいが、ひらがなの方が作者的には可愛い】は、「しょくん!撤退だ!!」と、バリバリな日本語で号令した。

その事に自動人形…、殆どロボットであるノエルもさすがに驚愕したが、自動人形の性能と月村家に張った罠で簡単に捕獲。

11ぴきのねこは、時々欲を張っては失敗してしまう事が多い。

食べ物を盗んだ事自体は月村の財産を考えれば雀の涙ほどの被害だ。

問題は、ねこが喋るなんて事が世間に知れたら、間違いなく大騒ぎになる。

「それでは我々はどうすればいいんだ!?」

と、叫ぶとらねこたいしょうだったが、忍が

「内に住めばいいわよ。貴方達を養うくらいはできるから」

と、衣食住(ねこなので【衣】はいらないが)の心配をしていたねこたちは安堵する。

が、

「まあ、イケナイ事をしたらオシオキだからね」

と、忍がいい笑顔で言うので、ねこたちは脅えながら頷いた。

ねこたちは自分達を養ってくれるので、お礼と言ってコロッケを振る舞った。

ねこが料理をすること自体に驚愕した月村家だが、あいにくこのねこたちは家を建てた経験もあるのだ。しかし、その家は台風で吹っ飛ばされてしまったが。

ともかくコロッケは皆には好評だった。

ニャゴニャゴニャゴニャゴ。





数ヵ月後、なのはとアリサがお茶会にやってきた。

感のいい人はおわかりだろう。アニメではフェイトの初登場でもある。

ねこたちは他の人の前では言葉を話さないようには言ってあるので、ばれる心配はない。

が、たいしょうを除くねこたちがユーノに目をつけて追いかけまわし、そこへやってきたファリンが紅茶をぶちまけてしまったのはご愛嬌。

あとでノエルの説教は間違いないが。

と思ったが、とらねこたいしょうがジュエルシードを拾ってしまい、発動してしまった。

「ぎゃおぉぉぉっ!!!ごろにゃあああぁぁぁんっ!!!!」

とらねこたいしょうは3メートルはゆうに超えるデカさとなってしまった。

なのはとユーノは、大きくなったねこに驚いたが、そこにフェイトが現れる。

そしてフェイトによる電撃をくらってしまう。

しかし、とらねこたいしょうは負けてなるものかと、、必死で起き上がる。

「ごめんね…」

フェイトは謝罪の言葉を口にし、とらねこたいしょうに攻撃を仕掛けようとするが、それは何故かユーノの結界をすり抜けてきた10ぴきのねこたちの体当たりによって阻まれる。

しかも、ねこたちが体当たりしたのは、たいしょうの後ろ足である。

「痛いじゃないかしょくん!!手加減してくれてもいいだろう!!」

とらねこたいしょうが喋った事に驚くなのはとユーノとフェイトだが、とらねこたいしょうから言わせてもらえば、痛くてそれどころではない。

すると、ねこたちは

「足元がお留守だった」
「手加減ってなんだ?」

とかのたまった。

「フェイト!!ジュエルシードを確保するよ!!」

と、隠れてみていたアルフが乱入。

フェイトは気を取り直し、とらねこたいしょうからジュエルシードを強奪。

あまりの急展開になのはとユーノはついて行けず、フェイトにジュエルシードを取られてしまった。

なのはは気を失わなかったが、ねこたちが人語を解する事を知ってしまった。

「あああああっ!!!忍に怒られる!!!」
「怒られるじゃ済まないよ!!」

なのはは困ったが、事情をなんとなく察したなのはは、

「えっと?すずかちゃんたちにはないしょにしておくよ」
「ほんとうか!!!」
「そのお礼に今度コロッケを御馳走しよう!!!」

といって、なのはを驚愕させた。

というか、どうやって月村家に内緒でコロッケをなのはに食わせるつもりだ?


~あとがき~

児童向けの絵本とリリなののクロス恐らく前代未聞の試み。(前例があったらスイマセン)
ねこたちの日本語能力は独自設定です。

あと、アニメ化もされていましたし、中の人ネタもあります。(劇場版のスタッフ)

多分続かない。



[30841] 11ぴきのねことやまねこ
Name: 星の弓◆ecc39788 ID:16808a53
Date: 2011/12/12 21:14
「あの出来そこない…。早くジュエルシードをもってこないかしら?」
「プレシア…」

ここは時の庭園。

フェイトの母親とその使い魔リニスがいた。

リニスは山猫を素体とした使い魔で、フェイトの教育係。

正史では既に消滅しているはずの彼女が何故いるのか?

それは作者的にニャゴニャゴさせたいのである。

ニャゴニャゴさせたいのである。

大事なことなので何回でも言おう。

「それにしても」

先日月村邸にフェイトが入って行ったのはサーチャーで見た。

そこにいたのは半ばアリシアの復活しか頭になく、精神が錯乱しているプレシアをして可愛いと思わせた11ぴきのねこ。

それを見たリニスが思わず

「にゃおおおぉぉ…ごろにゃあああああぁぁん」

と、喉を鳴らしてしまったのである。

現実世界で児童向けの絵本として爆発的な人気を誇る11ぴきのねこの修正力だろうか。

ねこをみたらのほほんとせずにはいられない。

しかし、11ぴきのねこたちは徒党を組むと凄まじい力を発揮する。

何処の戦闘民族だ。

そして、ねこの中には中の人的に野菜人が1人いる。

それも放っておいても無限に強くなるアレ。

話が脱線した。

「なんでしょうか。あの水玉のねこを見た瞬間、逆らえない何かが私の中からわき出ました。モニター越しなのに」

リニスが意味不明な事を言ってるが、無視だ無視と、プレシアは思った。

ところが

「かあさん…」
「アハハハハ…」

と、ちょっぴりジュエルシードを集めたことに対して褒めてもらえるかと思って期待しているフェイトと、
苦笑いしているアルフがいた。

しかし、2人の体に纏わりついた11ぴきのねこがいた。

とらねこたいしょうは2足歩行で(11ぴきとも2足歩行できるが)右前足に何か袋をさげている。

その袋には【喫茶翠屋】と書いてある。

「フェイト…、そのねこたちはどうしたの?」

プレシアが半ば困惑しながらフェイトに尋ねる。




フェイトやねこたちの話を要約するとこうだ。

ねこたちは月村家の一件でフェイトに仕返ししてやろうとも思ったが、何処に言ったかわからない。

なのはへのお礼の件もあるのだが。

ニャゴニャゴニャゴ

とにかく、なのはにコロッケを持っていこうとした所を忍に見つかり、説教を受けてしまった。

自分達は喋るねこだから世間に知れるわけにはいかない。

ねこたちはどうしてもなのはにコロッケを食べさせたいという。

しかし、忍はならばと、人間に見せかけられる精巧な着ぐるみを造ってしまった。

自動人形のノエルの改造もしていた忍は根性と気合で造ってしまった。

ニャゴニャゴニャゴ

とらねこたいしょうのみ変装で、残りは普通の猫を装い、なのはの家に行き(ねこたちは店に入らないで)、コロッケを届けた後、そのお返しに翠屋の

お菓子をもらったのだ。

たくさん。

そして帰り道に偶然フェイトと出会い、取っ組み合いになるかと思ったら、人型のアルフが乱入。

なにがなんだかわからないうちに、一同はフェイトの住むマンションへ。

ニャゴニャゴニャゴ

そこでとらねこたいしょう(変装解除済み)は、フェイトに何で自分達を襲ったのか聞いたら、ジュエルシードを集めるためだと言った。

何のためと聞いたら、フェイトは「母さんのため」といった。

ならばねこたちはそのプレシアなる人物に文句を言おうと会わせるようにフェイトに要求。

ニャゴニャゴニャゴ

ちなみにアルフは、話し合いをしているうちにとらねこたいしょうを除くねこたちに纏わりつかれて、最初はうっとうしそうにしていたが、
もうどうでもいいやと言わんばかりに好きにさせた。

それでこのありさま。

「ジュエルシードはたったこれだけ?
もっと集めてこられなかったのかしら?」

と、プレシアは威圧感を増した顔でフェイトに言う。

プレシアは折檻のつもりでフェイトに鞭を振るう。

当然フェイトは鞭に叩きつけられ吹っ飛んだ。

アルフはそのプレシアに向け怒りをあらわにし、フェイトが怯える。

と、

「「「「「「「「「「「「ぎゃおおおおっ!!!ごろにゃあああああんっ!!!」」」」」」」」」」」」

と、プレシアに一斉に飛びかかったねこたち。

当初の目的を忘れ、子どもをぞんざいに扱うプレシアに飛びかかった。

ところでお気づきだろうか。

プレシアに飛びかかったねこたちの咆哮が【12ひき分】いたことに。

「り、リニス!!?」

いつの間にかねこ形態なったリニスまでもがプレシアに飛びかかったのだ。

「ちょ、ちょっと!!!やめなさい!!?
ああ!?くすぐったい!!?ああ…?でもいやされるぅ…」

と、艶っぽい声を出しながら、恍惚状態になるプレシア。

「リニスぅ!!?」

アルフまでもがリニスの凶行に驚きを隠せない。

とらねこたいしょうの号令はリニスをも従わせる強制力があった。





とらねこたいしょうは、プレシアに説教している。

もっとこどもを大事にしろと、

プレシアはアリシアの復活が目的であるため…なんだが、その心は揺らぎ始めた。

さすがねこパワー。

「…フェイト。ジュエルシードを…出来るだけ集めて」

とプレシアは言ったが、以前ほどの迫力がない。

「もう1度来るからな!!こどもは大事にしろよ!!」

と、とらねこたいしょうは念を押し、その場を後にした。




フェイト達が去った後、プレシアはリニスに話しかける。

「私って間違っているのかしら?」

しかし、リニスからの返答は

「にゃごにゃごにゃご」
「リニスウううううぅぅぅぅぅぅっ!!!!!?」


もう、なんかどうでもいいやと思ったプレシアだった。



~あとがき~

何故か続いた。

次のターゲットは勿論…



[30841] 11ぴきのねことねこしまい(+やみのしょ)
Name: 星の弓◆ecc39788 ID:16808a53
Date: 2011/12/14 17:07
「あれは!?」
「なのはのスターライトブレイカー!!?」
「なのはは1度収集されている!
その時にコピーされたんだ!」

闇の書事件。

時系列が一気に飛んでいるが、気にしてはいけない。

「ネタがないとか言わないでください」

闇の書がそんな事を言っているが、気にしない方向で。

《一般市民がいます》

バルディッシュの報告で一同は驚愕に染まる。

「スターライトブレイカーに巻き込まれたら怪我じゃ済まな…」
《いえ、恐らくは大丈夫かと》
「何で!!?」

己のデバイスの言葉に驚くフェイト。

《生体反応の中に、あのねこたちの反応と一致するものが10ぴき。
とらねこたいしょうはいないようですが…》
「じゃあ、一般人ってすずかちゃん!?」
《アリサ・バニングスもいますが…、あのねこがいればダイジョブでしょう。ニャゴニャゴニャゴ》
「レイジングハート!!?」

レイジングハートまでトンデモなセリフを言うので驚くが、確かにあのねこなら大丈夫かもしれない。

というか、レイジングハートが汚染されている。

《アンリ・m…》
「もう神だよ!!?」

早くも神扱いされているねこたち。

まあ、プレシアを癒しでほぼ瞬殺してしまった実績があるのだ。

「なのはちゃん…?」
「フェイト!?」

10匹のねこたちと一緒にいるアリサとすずかを見つけたなのは達だが、もう闇の書がスターライトブレイカーを発射してしまった。

「シールド!!」

フェイトが、慌てて防御しようとするが間に合わない。

しかし、

「にゃおおおおおおおぉぉぉぉっ!!!」
「「あっ!!?」」

1ぴきのねこが光の前に躍り出た。

「あ!?」
「ねこさあああああんっ!!」

皆が最悪の事態を想像してしまい、涙目になる。

スターライトブレイカーをまともに食らったねこは無事では済まない。

誰もがそう思っていた。

しかし。

「何なんだぁ?今のはぁ…」

中の人的に(劇場版のキャストの方)某野菜人根性を持つねこがいた。

「ば、馬鹿なッ!!?」

スターライトブレイカーをまともに食らって平然としているねこがいた。

さすがの闇の書も驚きを隠せない。

《だから言ったでしょう?ニャゴニャゴ》
《これで安心して戦えます。ニャゴニャゴ》

アリサも当然驚いている。

魔法の事を預かり知らない事実を差し引いても、ねこがあんな衝撃を食らって無傷なのだ。

だが、すずかは驚いていない。

「だって恭也さんとも互角なんだよ?ねこ補正で」

とか言った。

というか、バルディッシュまで汚染されている事に誰も突っ込まない。

『アリサちゃんとすずかちゃんを転送させるニャゴ!!』
「エイミィさあああああぁぁぁぁんっ!!?」

もうエイミィまで汚染されている。

というか悪ノリかもしれない。

『エイミィ、ふざけている場合じゃないニャゴ……あっ!!?』
「リンディさああああああんっ!!?」

リンディまで汚染されているのは仕方ないだろう。

ところで、とらねこたいしょうが別行動なのは何故なのか。









「父様、申し訳ありません…、」
「ニャゴニャゴ」

上から、アリア、ロッテである。

「…」

グレアムは疲れたような眼をしているが、闇の書をはやてごと封印しようとしているのがばれた今、認めるべきなのだが、

「ぼくたちは君たちが監視をしている事に気づいたんだ」

と、とらねこたいしょうが自信満々に言う。

はやてがすずかの家に遊びに来た際に、リーゼ達がはやてを殺意にみちた視線で監視していたのだが、
それを不自然に思ったとらねこたいしょうが、仲間たちに号令をかけ、ねこ姉妹を捕まえたのだ。

それからねこ補正でリーゼ達を尋問し、目的を吐かせたのだ。

P・T事件において、プレシア・テスタロッサをその癒しだけで自首させた11ぴきの民間協力者ならぬねこ協力者。

リンディやエイミィ、アースラの女性局員はしょっちゅう膝の上にねこを乗せていた。

クロノは自分より先に真実に辿り着いたねこたちを呆れながらも尊敬していた。

「よし、はやてを助けるのに協力してもらおうか!!」

とらねこたいしょうは、リーゼ姉妹を指して言う。

「え!?」
「ニャゴッ!!?」

グレアムの封印方法の問題については原作と同じなので端折るが、いつの間にか控えていたリニスが、

「大丈夫ですよ」

といい、微笑んだ。

「現場が心配なので失礼します」

と、クロノが現場に行こうとした時、グレアムはクロノに氷結の杖、デュランダルを渡した。




「あれが、闇の書の闇…」

いつの間にか事態が進行した。

本来ならここで防御プログラムフルボッコのはずが、

「しょくん!!!あれを我々がやっつけるぞ!!」
「「「「「「「「「「「「「ニャゴオオオオオオオォォォォォォォォッ!!!!!!」」」」」」」」」」」」」

と、号令をかける。

何故かリニスとロッテとアリアまでいる。

勿論ねこ形態で。

「そんな!?無茶だよ!!!?」

と、なのはは言うが、その認識は甘い。

『いや、大丈夫だろう』

と、リインフォースが確信を持って言う。

リニス、アリアを除いたねこが、口からよだれをたらし…、

「かかれええええぇぇぇぇぇぇっ!!!」
「NYAAAAAAAAAGOnyagonyagonyagonyagonyagoッ!!!!!!」

と、14ひき一斉に防御プログラムを食べ始めたのだ。

「「「「「「「「食ってる!!!!?」」」」」」」

いつか持って帰る前に食べてしまった怪魚の様に防御プログラムを食べている。

リニスやリーゼもそのとらねこたいしょうは、の号令には逆らえず防御プログラムに向かって行った。

そして10分後、

全員お腹がポンポンに膨らみ、げっぷまでしたねこたちは防御プログラムを完食。

『さ、再生反応…ありません』

エイミィの報告に全員開いた口がふさがらない。



その後、ねこ全員が精密検査を受けたところ、異常もないどころか、防御プログラムも再生しないことが判明。

しかも、リインフォースも消滅する心配が無くなったほど。

強いて言えば、14ひきとも暫くトイレの住人になった事くらいだ。



「それにしても…、はやてくんを救えたのは結果だけ言えば最高だな」
「私達が言うのもおかしいですがにゃ」
「ニャゴニャゴ」



グレアムは時々やってくるとらねこたいしょうとチェスをしている。


というかロッテ、セリフがニャゴニャゴしかないぞ




~あとがき~

もう本当にねこたちを神格化してしまおうか…?

日本なら抜群に知名度が高いですし。


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