気象庁:観測データを誤って公表 最長で5カ月間

2011年10月17日 19時26分 更新:10月17日 19時29分

 気象庁は17日、全国38カ所の気象台と特別地域気象観測所で観測した気温・湿度・気圧について、最長で約5カ月間、誤ったデータを公表していたと発表した。気温は最大0.9度違い、修正の結果、三重県四日市市と名古屋市の猛暑日が1日増えるなど、各地の記録が変更された。

 気象庁によると、最長の横浜地方気象台で今年3月2日から8月2日まで誤るなど、38カ所で約5カ月~13日間、誤ったデータを公表していた。気温ではこの間のデータの約3割に訂正が必要で、平均で約0.1度誤っていた。最大の誤差はプラス0.6度、マイナス0.9度。湿度と気圧は現在修正中で、湿度は最大でも数ポイント、気圧はごくわずかの誤差とみられるという。

 原因は、各気象台などで今年から更新を進めている観測装置の設定ミス。

 修正の結果、34.9度だった6月30日の四日市市と7月17日の名古屋市の最高気温は35度となり、猛暑日となった。真夏日が1日増えた場所も5カ所あった。

 気象庁の佐々木喜一・観測課長は「二度とこういうことがないようにしたい」と陳謝した。【池田知広】

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