政治新名称は“微修正”「子供のための手当」 民主案了承2011.12.15 00:16

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新名称は“微修正”「子供のための手当」 民主案了承

2011.12.15 00:16 マニフェスト

 民主党は14日、国会内で厚生労働部門会議を開き、平成24年度から変わる子ども手当について、新名称を「子どものための手当」にし、所得制限の対象である年収960万円を超える世帯に子供1人当たり5千円支給する案を了承した。民主党は自民、公明両党との協議を経た上で24年度予算案に必要経費を盛り込みたい考えだが、児童手当の拡充を主張する両党の同意を得るのは困難で、3党協議が開催される見通しも立っていない。

 民主党案が実現すれば手当の支給は、制限所得以下の世帯に対する1万~1万5千円との2本立てになる。名称は、21年の衆院選マニフェスト(政権公約)の目玉政策が継続していることを印象づけるため、省略すれば「子ども手当」となるよう“微修正”にとどめた。

 民主党は直ちに公明党側との協議を始めた。公明党の坂口力・元厚生労働相は民主党案の制度については「党内で検討する」と留保、名称には強い不満を示した。年少扶養控除の復活も求めている自民党は協議に応じない方針だ。

 民主、自民、公明の3党は今年8月、15歳以下の子供に一律1万3千円を支給してきた従来の子ども手当を廃止し、24年度からは名称も仕組みも変更することで合意。10月から3歳未満に1万5千円、3歳から小学生の第1子と第2子に1万円(第3子以降は1万5千円)、中学生に1万円を支給することになっていた。

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