ゲーム会員180万人の情報流出か
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ゲーム会員180万人の情報流出か

12月15日 11時37分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

人気ゲームソフト「ファイナルファンタジー」などを製作している大手ゲームソフトメーカーの「スクウェア・エニックス」は、会員向けの無料サービスに使われているコンピューターがインターネットを通じて不正アクセスを受け、最大で180万人の会員の個人情報が外部に流出したおそれがあることを明らかにしました。

不正アクセスを受けたのは、東京・渋谷にあるゲームソフトメーカー「スクウェア・エニックス」の無料サービスに使われているコンピューターです。会員どうしがメッセージをやり取りしたり、ゲームに関する情報を会社から受け取るなどの特典が得られるもので、世界中で210万人が登録しています。会社によりますと、13日、コンピューターの点検をしていたところ、インターネットを通じて不正アクセスを受けていた跡が確認されたということです。会社によりますと、不正アクセスは会員の個人情報を管理しているコンピューターにも及び、会員のうち日本やアメリカなど合わせて180万人のメールアドレスや名前、電話番号などの個人情報が外部に流出したおそれがあるとしています。会社によりますと、個人情報にはクレジットカードの情報は含まれておらず、個人情報が悪用されたという被害は今のところ確認していないとしています。スクウェア・エニックスは、個人情報が流出したおそれがあることについて、14日、総務省に報告し、サービスを停止して被害の実態を確認しています。スクウェア・エニックスは、人気ゲームソフト「ファイナルファンタジー」を製作していた「スクウェア」と「ドラゴンクエスト」で知られていた「エニックス」が9年前に合併した国内第6位のゲームソフトメーカーです。家庭用ゲーム機や携帯型ゲーム機向けのソフトの販売のほか、パソコンやスマートフォンなどへのオンラインゲームの配信も行っています。スクウェア・エニックスは「日頃からセキュリティ対策に力を入れていたが、このような事態になって申し訳ない。お客様の個人情報保護を徹底し、再発防止に努めていきたい」と話しています。