一期一会 (=たった一回の出会いを大切にする気持ち)
謹啓、ハーレー・ロードキングをフルスロットルするお姉さまへ 先だっては私のような初心者の老人ライダーにお付き合いくださいまして有難うございます。いろいろと勉強になりました。 00:00 両者、スタート。 01:54 交差点でトラックに割り込まれ泣きたい心境。 06:11 必死で追いつきました。本線を悠然と走るあなた、すかさず追い抜き。 08:12 少し減速し、本線にいたら猛然と私を抜き消え去るあなた。 14:26 再び必死で追いかける私。なんとか追いつきました。 14:35 突然にあなたが私に道を譲りました。それじゃあ張り切って再びリードしましょう。 17:39 私の左バックミラーにうつるあなたです。私はピタリとマークされています。 20:36 追い越し車線を少しゆっくり走っていたら、本線のあなたが猛然と私を抜きました。 22:31 再び必死で追いかける私。なんとか追いつきました。 22:51 私の、危ない!やめて!の心の叫びも空しくあっという間にすり抜けて私の視界から消え去るあなた。ゲームオーバーの瞬間。あなたの運転技術に脱帽いたします。見事な急旋回でした。素晴らしいライダーに会えて、貴重な経験になりました。あれこれ、慎重に経験を積み重ねられたのでしょうね。お若いのに。ただし動画をアップする気持ちにはなれません。私の経験は米国のハイウェーです。東海岸に限っては走っていない道はありません。 ところで集英社文庫の五木寛之著・雨の日には車をみがいて、という小説を読まれた事がありますか。実は、97頁から始まる第四話・バイエルンから来た貴婦人、の章にあなたと私の事が書かれていますよ。もっとも、これは勝手な私の感情移入という事で、私はユーモアが好きな人間です。小説ではBMW200CSですが、今回の主人公はあなたとあなたが乗るハーレーでした。若し同小説を読んでおられないのならば是非、明日にでもお読みください。そしてゲラゲラ笑ってくださいね。ところで私はGL1800の事を勝手にハイウェーの女王と呼んでいますので、あなたのハーレーはロードキングだったのかしらと思っています。 さて視点カメラの像の宿命ですが、ひたすら追っかけギャルのような写真ばかりになりました。ハーレーを従えて爆走するおじんライダーの姿を家内にも二人の娘にも見てもらいたかったのに。そして結びの言葉に一言、あなたの後ろ姿は正に白鳥でした。
|
コメント(4)
すごいかたがいらっしゃるんですね〜。
2010/6/13(日) 午前 4:19 [ ushisan ]
素敵なお姉さんですね。
元気な走りは大好きです。
2010/6/13(日) 午前 6:25
ビックバイクに乗る 女性ライダー カッコイイですよね
最近増えて来ましたね
2010/6/13(日) 午後 2:40 [ いろは ]
はい皆様、ビッグバイクのかっこいい走り方は加速・減速のメリハリですね。要はハーレーのツアラーにして然り、バイクは乗り手次第です。つまりは、ハーレーの一部はマフラー音にしびれて、ただぼんやりと走っていますが、あれって絶対にかっこよくないですよ。また車高が低く、バンクできない為に急旋回も苦手のハーレーのツアラーですが、これも腕次第でしょう。つまりは米国の白バイ気取りでぼうっと走るだけのやっこさん(=ハーレーを意味する隠語)老人ライダーには哀感が漂いますね。
2010/6/13(日) 午後 9:17 [ merckfellow86 ]