ガイガーカウンター RADEX RD-1503 を購入して以来、危なそうな食品の検査を続けている。
はっきりいって、ガイガーカウンターでは現在政府が暫定的に設定している規制値(500ベクレル/kg)におさまっているかどうかの検査はできない。
500ベクレル/kg程度までの汚染では、常に変動する空間線量の上下幅に隠れてしまい、食品が基準値以下の汚染度なのかどうかは判別できないからだ。
逆に言えば、ガイガーカウンターで判別できるほど有為な線量変化が認められた場合、その食品は強烈に汚染されている(おそらくkgあたり数千〜数万ベクレルは汚染されている)という事でもある。
そういうわけで、ガイガーカウンターは「500ベクレル/kgを越えてるかどうか」ではなく、「強烈に汚染された物(数千〜数万ベクレル/kg)」を見つけ出して、それを食さないために使い続けている。
色々な食品および加工品をガイガーカウンター購入以後計測し続けているが、有為な線量変化が表れたものは今まで無かった。
(判断が微妙な程度の線量変化があったのはいくつかあった)
カリウムが豊富で線量計が反応しやすいといわれている(事故前に購入していた)海草類やバナナも、実際はガイガーカウンタには反応しないのが本当のところ。
(ガイガーカウンター買った人ならこれ知ってるよね)
ところが、最近お歳暮でもらったホタテ加工品にガイガーカウンターを当てると、何回計測をしなおしても通常の空間線量より高めの数値を常に叩き出しているという事態に遭遇。
自分の家での空間線量はだいたい0.8〜1.4程度(まれに1.6出る時もある)だが、その帆立加工品の箱の上にビニール越しにガイガーカウンターを載せて計測すると、0.20とか0.24の値を何回計測しても表示すると。
ちなみに箱には「内容量80g」と書かれている。
たった80gなのに線量変化が有為にわかるくらいの放射線を出し続けていると。
食品メーカーの所在地は三重県。
メーカー名と商品名を公開するべきか悩んだが、万一その会社から「商品の売り上げが落ちた」とかで民事訴訟を起こされるとやっかいなので伏せておく事にする。
(でも線量変化がわかるくらい汚染されてるの売ってるのは事実なんだよなぁ・・・)
検体の量が80gと少ないから詳細検査は無理だろうが、簡易検査でこれを調べてみると、kgあたりに換算して数千ベクレルは汚染されているんじゃなかろうか。
三重県と言えば、一時期「被災地の魚貝類を三重県が買い上げて販売する」みたいな話が出ていたが、それは後で否定された。
でも実際はやっぱり買い上げて、地元の企業が加工に使っていたのでは?
それとも食品メーカーの所在地は三重県だが、実際の工場は東北や関東で、あっち方面のホタテを使っていたとか?
当然だが、このホタテ加工品は80gと少量だが、食べるつもりは無し。
(というか海産系は今回みたいにお歳暮でもらわん限り食べるつもりないけど)
証拠品(?)として一応取っておく事にする。
(距離離れれば線量は激減するので、保管場所に気をつければ健康被害は起きない)
食品メーカーは安易に汚染地域の物を原材料に使ってるようだが、もし消費者の検査でひどく汚染されたものが加工品として見つかって公表されると、その食品会社は一気に消費者の信用を失って、雪印のように速攻で潰れるはめになると思う。
また、消費者は自衛のためにも、自分みたいにガイガーカウンターを購入して、「強烈に汚染されたもの」を間違って食べてしまわないよう検査して排除していった方がいいだろう。
子供がいる家庭は特に。
最近は底魚の汚染度の高さが問題になってるが、同じように海底で生息している貝類もやはり汚染度がひどい事になっているのだろう。
2011年12月14日
漫画いろいろ
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