NHK三重県のニュース　津放送局

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水谷建設の関係者に 説明会

多額の負債を抱えているとして、裁判所から保全管理命令が出された三重県桑名市の水谷建設について、会社の財務状況を調べている保全管理人が１４日、取引先などを対象に初めての説明会を開きました。
三重県桑名市の水谷建設は、債権者の前の社長が会社更生手続きの開始を申し立てたのを受けて、裁判所が今月１日、保全管理命令を出し、負債総額が３５３億円にのぼるとされる会社の財務状況を裁判所によって指定された保全管理人が調べています。
桑名市の市民会館で開かれた１４日の説明会には、債権者や取引先など約５００人が出席し、保全管理人の天野勝介弁護士が「当面、会社の事業はすべて継続し、そのための資金は確保できる見通しだ」として取り引きの継続を要請しました。
そして今後、会社の財務や経営状況を詳しく調べたうえで、会社更正法の適用を決定するか裁判所に判断を求めると説明しました。
説明会のあと天野弁護士は「出来るかぎり、取引先の企業に迷惑をかけないように配慮したい」と述べました。
水谷建設については、前の経営陣が裁判所の保全管理命令を不服とする「即時抗告」を今月７日、大阪高等裁判所に行っています。

12月14日　21時03分

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