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米朝 15日に食糧支援協議へ

12月14日 22時6分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

アメリカ政府で北朝鮮の人権問題を担当するキング特使は、アメリカによる北朝鮮への食糧支援の再開を巡って、15日、中国の北京で、北朝鮮外務省の高官と協議することを明らかにしました。

これは、アメリカ政府で北朝鮮の人権問題を担当するキング特使が、14日午後、北京の空港に到着した際、NHKなどの取材に対して述べたものです。この中でキング特使は、アメリカ政府が、おととし以降中断している北朝鮮への食糧支援の再開を巡って、すでに北京入りしている北朝鮮外務省のリ・グンアメリカ局長と15日、協議することを明らかにしました。また、キング特使は、「支援した食糧が、軍などに横流しされないかどうか監視する方法について意見を交わす」としたうえで、合意に達する可能性については、「望みを持っている」と述べ、話し合いの進展に期待を示しました。北朝鮮は、アメリカが求めているウラン濃縮活動の停止など、非核化に向けた具体的な措置を取る見返りとして、アメリカに対し食糧支援の再開などを求めています。北京では14日、アメリカのデイビース北朝鮮問題特別代表が、就任後初めて、6か国協議の議長を務める武大偉特別代表らと会談したばかりで、15日の話し合いの行方は、核問題を巡る次の米朝協議の開催に向けた流れを、左右することになりそうです。