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情報収集衛星打ち上げ、H2A成功率95%に

勢いよく上昇するH2Aロケット20号機(12日午前10時21分、鹿児島県南種子町で、本社ヘリから)=川口正峰撮影

 政府の情報収集衛星「レーダー3号機」を搭載したH2Aロケット20号機が12日午前10時21分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。

 H2Aの打ち上げは2003年の6号機の失敗後、14回連続で成功。成功率は95%となり、国際的に信頼性があるとされる基準に達した。レーダー3号機は地上の約1メートルの物体を捉えることができる。打ち上げも含めた総費用は計501億円。

 情報収集衛星の主な役割は北朝鮮の軍事施設の監視。政府は昼間に地上を撮影する光学衛星2基、夜間や曇天時でも電波で物体をとらえるレーダー衛星2基の計4基体制での運用を基本としている。

2011年12月12日  読売新聞)
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