12/12 12:25 更新
年末年始を前に、利用者が増える海上交通での事故を未然に防ごうと、北九州市で12日、国による旅客船の立ち入り点検が行われました。北九州市渡船事業所の若松区と戸畑区を結ぶ若戸航路では、九州運輸局や海上保安部の職員が船舶内の救命設備や脱出経路の標識などを確認していきました。この立ち入り点検は毎年この時期に行われているものですが、今年は東日本大震災が発生したこともあり、自然災害などの発生時に乗客の安全を確保するため、市の消防局が参加しての急患搬送訓練も初めて実施されました。また、AEDを使った訓練も初めてということです。九州運輸局では「常日頃から規定を遵守して安全確保してほしい」と話しています。