12/12 19:23 更新
北朝鮮に拉致されて34年。横田めぐみさんです。12日に両親が福岡市で講演し、拉致問題への理解と早期解決を訴えました。横田早紀江さんは「(政府の担当者に)本当に自分の子がこうなったらどう対応するか。政府の方を信じてお願いしてきたが、涙が出るほど感動して響いてくるものがない」と話していました。講演会は、「北朝鮮人権侵害問題」の啓発週間にあわせて福岡市が開き、拉致被害者・増元るみ子さんの姉、平野フミ子さんのほか、650人の市民が集まりました。横田めぐみさんの拉致から34年が経過した今も、拉致問題を話し合う6カ国協議や日朝協議は開催のめどすら立っておらず、横田さん夫妻は政府の対応に不満を漏らしました。横田滋さんは「自分が乗り込んででも取り返す気概がない。具体的結果を出さないと」と話しました。横田早紀江さんは「拉致担当大臣もころころ変わる。命を大事にする国と感じないといけない」と話していました。