フィリピン  2011年12月13日(火曜日)
在比韓国人の4割、フィリピン人に不信感[社会]

比韓の相互理解に温度差?――音楽やテレビドラマの普及により韓国文化に興味を抱くフィリピン人が多い一方で、在比韓国人の4割以上がフィリピン人に対して不信感を抱いていることが、フィリピン国内で実施された調査で明らかになった。12日付インクワイラーが伝えた。

英系市場調査会社TNSグローバルが、今年4月6〜11日にマニラ首都圏に住むフィリピン人300人(15〜45歳)を対象に実施した調査によると、韓国文化に興味を示す回答者は多数に上り、日本文化、米国文化に並んで「人気の文化トップ3」に入った。特に、「Kポップ」と呼ばれる韓国の音楽や、フィリピン国内でも放送されているテレビドラマ、韓国料理などに興味を示す人が多かったという。

一方、国際移住機関(IOM)が、在比韓国人613人を対象に実施した調査によると、全体の42.9%が「フィリピン人を信頼していない」と回答。また、38.3%が「フィリピン人は、他人を利用する」という考えに賛意を示し、フィリピンが「韓流ブーム」に沸く一方で、在比韓国人の多くがフィリピン人に対して良いイメージを抱いていないという実態が浮き彫りとなった。



[P  R]

[P  R]

NNA News Headline記事一覧

Yahoo!ブックマークに登録Yahoo!ブックマークに登録