12/13 19:09 更新
動物も危ないですが、人の移動があわただしくなる年末は、交通事故が増える傾向にあります。ある警察署では毎年、ユニークな「だじゃれ」で安全運転を呼びかけています。年末恒例の交通安全運動。その中で、毎年ユニークなキャンペーンを展開しているのが、博多臨港警察署です。今年の臨港署のキャッチフレーズは「飲酒しての運転をなくさなばい」ということで、“しおさば”をドライバーに配布して安全運転を呼びかけています。ちょっと苦しいだじゃれですが、プレゼントは大盤振る舞い。ドライバーに“しおさば”を200匹配りました。博多臨港警察署の野中博文署長は「安全運転に関心を持ってもらって、啓発活動をより効果的に進めたい」と話していました。過去にはキャッチフレーズにちなんで、「イ・ワ・シ」や「さ・さ・か・ま・ぼ・こ」を配ったことも。こうした取り組みの背景には、交通事故の切実な現状があります。福岡県内では今年、お年寄りが被害に遭う事故が増えていて、飲酒運転による事故も大阪に次ぐ全国ワースト2位。県警では年末に向けて、取り締まりを強化しています。博多臨港警察署の野中博文署長は「この運動を“だじゃれ”で言うと」と言う問いに、「サバだけにしっかりサバけました」と応じていました。