12/14 19:02 更新
北九州市で起きた7人死亡の監禁殺害事件で、殺人罪などに問われた緒方純子被告(49)について、最高裁は14日、死刑を求めた検察側の上告を棄却する決定をしました。無期懲役が確定します。緒方被告は、内縁の夫で死刑判決が確定する見通しの松永太被告(50)から指示を受け、6人の殺害と1人の傷害致死などに関わったと認定されました。犠牲者が7人にも及ぶ事件で、死刑が回避されるのは極めて異例です。この事件では1審が両被告に死刑判決。しかし2審では「松永被告の主導の下、追従的に関与していて、極刑はちゅうちょせざるを得ない」として、緒方被告だけ無期懲役に減刑しました。14日の決定を受けて被害女性は「私は許せません。社会に出てきた時、二度と過ちを繰り返さないでほしい」とのコメントを弁護士を通じて発表しました。