藤村修官房長官は12日午後の記者会見で、内閣官房の「医療イノベーション推進室」室長を務める中村祐輔・東大医科学研究所教授が年内に辞任し、米国の大学に移籍することを明らかにした。設置を主導した仙谷由人官房長官(当時)が今年1月の内閣改造で閣外に去って以降、政権中枢の関心や関与が低下したため、中村氏は政府での研究に見切りを付けたとみられる。
藤村長官は会見で「中村教授は米国の大学で研究活動を続けたいという意向だ」と説明。「残念だ。(人材流出を防ぐため)給与の問題など、海外に負けないような方向で考えていくことは必要だ」と述べた。政府関係者によると中村氏は米シカゴ大学に移籍する。
[時事通信社]