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ときはバブルの始まり、しがないサラリーマンが大きなガレージを持っていたり、ロッジを借り切ってパーティしたり・・・。その頃の自分を思い出せば、タキシードに身を包み、六本木をウロウロしてたっけ(汗) この「わたスキ」、今観ればツッコミどころ満載だけど、その後のスキーシーンに影響を与え、空前のスキーブームの火付け役だったことは間違いない。 そんな、スキーヤーのバイブルとも言うべき映画の中から、公開から四半世紀経っても輝きを失わないセリフを抜き出しました(ストーリー順)。 映画をご覧になった方は懐かしんで下さい。未見の方は覚えて、そしてゲレンデやゲレ食で使ってみて下さい。きっと反応するスキーヤーがいる筈。 その瞬間から、その人とあなたは20年来のスキ友になれるのです!!
(From 2003.12.9)
(2003.4.30 ver.2 2005.5.8ver.3 2006.12.3ver.4 2007.10.18ver.5 2009.1.9ver.6 新規項目・改訂項目には
できましたわたスキ、最初のセリフ。総合商社「安宅物産株式会社」軽金属部の矢野文男(三上博史)が書類を作成し終えたときに発する。 仲間は既に志賀のロッジに行ってるのに自分は残業中。気持ちが焦ってたんだろう。課長(小坂一也。「庶務のOL孕ませた」っていう設定が、この方の私生活を連想させた)に書類を渡すと「検算はしたんだろうな?」っていう言葉も聞かずにそそくさと退社してしまう。 実は。その書類には検算どころではない大チョンボがあったのだが、そのお陰でこのお話はハッピーエンドになるのだ。 メリット5「めりっと・ファイブ」と読む。矢野から「メリットありますか。」という無線連絡を受けた小杉正明(沖田浩之)が「メリット5。現在地をどうぞ。」と応じる。「聞こえますか?」「はい、聞こえます!」って言えばこと足りるのだが・・・。 「メリット」とは了解度で5段階で表す。メリット5は、一番ハッキリ聞こえる状態。 携帯電話が普及するまではアマチュア無線(と小電力のトランシーバー)が山の中での唯一の通信手段だったから、みんながこぞって試験を受けた。無線従事者免許は一生モノなので、恥ずかしい写真だと困る。 ちなみに、東京ではJコールがうらやましかったが、名古屋に転居したら、いとも簡単にJQ2★★★が割り当てられた。 # 東京に戻って住所変更したら、ナ、ナントあこがれの「JA1★★★」が割り当てられました。一生モノ!! 学習って言葉しらねぇんじゃないの志賀のロッジの屋根で、毎年同じ手に引っかかる矢野を、友人で外科医の泉和彦(布施博)が評した言葉。ミミズだって学習するのに。追い打ちをかけるように、小杉が「経験を活かさないから今だに『独り』」と笑い飛ばす。活かされていない経験が何だったかは、真理子のセリフから知ることができる。 冬の間、恋人にするなら最高ね皆から笑いものになっている矢野を佐藤真理子(原田貴和子)が評して発するセリフ。矢野の場合、期間限定なのがイタイ。とは言え、このセリフに限らず、真理子は矢野を高く評価している。その訳は・・・。 取りあえず 小杉は、防水仕様のカメラ(Canonアクティブ)を持ってて、何かあると、とにかく「取りあえず」シャッターを押す。当時、「チーズ」よりも「取りあえず」で写真を撮るのが流行った。この映画の中では5回出てくると思う。ゲレンデでよそのグループのシャッターを押してあげるときに「取りあえず」と言ってみると意外な反応があるかもしれない。ただし、相手の世代だけは確認の必要がある。 なお、「取り敢えず」はゆっくり言わなければならない。 この小杉はバイクショップの整備工(若旦那風)だが、防水カメラの他にも、スキー場の新マテをいろいろ持ってる。最も有名なのが背負う形のカタツムリの目のようなライト。みなが欲しがったが売られているのを見たことがない。あれって、ドラマの中でも彼の自作ってことなんだろうか?(「さすが、小杉君」っていうセリフがあるが、買ってきたなら、そういうセリフはないに違いない。) このほか、斜面を「直登行」できる剣山アタッチメントなぞも自作か? イブに女2人なんて泥沼よ
焼額にはオトコを探しに来た恭世(鳥越マリ)が「滑りに来たの? 転びに来たの?」と問う池上優(原田知世)に「聞くだけ野暮」と返した言葉。ロッジでは泉達が既にクリスマス気分であることから考えて、たぶん直前の週末、1987年の12月のカレンダーによればこの日は19日(土)という設定であろう。この週末に速攻でボーイフレンドを見つけて、5日後のイブには二人で過ごそうっていうのだから、かなり焦っていることは確かだ。 この日が24日のイブ当日という意見もある。平日休んだからこそ、課長は矢野に「また、スキーに行っただろ、この暮れの忙しいときに。」と嫌みを言ったんだと素直に考えられる。しかし、25日(金)に帰京して、26日(土)〜28日(月)の3日間で「会いたい」「聖心のユミちゃん」「あーら、矢野様」をやらなければならず、週末休まない会社になってしまう。何よりも、「聖心のユミちゃん」の日に「出発まであと1週間」というセリフがあるので矛盾してしまうし、秘書が平日休んでスキーに来れるとは思えない。 ところで泰世と優は、同じ志賀に、年末は泰世の車で来るのに、この週末は西武の夜行スキーバスで来たのはどうして? # 読者の方から「お持ち帰り説」や「バスツアー出会い希求説」を頂いた。当時の志賀行きはロングドライブで女性2人の週末運転はキツかった(年末年始は、日程もゆったりで、サブドライバーも確保できた)ってのが妥当な線だろうか。 バーン 恭世にそそのかされてゲレンデでいい男を捜す優。どれもこれもパッとしないところに、颯爽と滑ってきた矢野。彼に向け、指で作ったピストルで「バーン」。前のめりに転ぶ矢野。矢野の腕前から行けば、転ぶような場所じゃないから、ゲレンデの神様の粋な計らい(というか、映画のお約束)なのだろう。 優の視線に気づいて、少々照れてる矢野のもとに集まってくる仲間。例によって小杉は優に向かって「取りあえず」とシャッターを切り、「素敵ぃ」と声をかける。この順序が「取りあえず」の真骨頂である。 ちなみに、バーンの指使いをちょいと間違えるとフレミングの法則になる。 なお、「バーン」はあと4回出てくる。どの場面かわかりますか? # 正解は「出会いのリフト」、「デート途中のスキーショップ」、「すっぽかされた電話口」、「発表会の壇上(右写真)」である。 サロットSALLOT。如何にもありそうな架空のブランド。サロモンとスコットを足して2で割ったような語感である。もともとブーツのメーカーだが、ロシニョールから板、フェニックスからウェアの提供を受けて自社ブランド名をつけて売り出すことに、ブランドの存続を賭けている。「統一カラーコーディネート、世界初ってことだな」なんだそうだ。このブランドを扱っている商社が矢野の勤める安宅物産であり、この企画に何故か軽金属部の矢野が首を突っ込んでいるのである。初心者か相当のミーハー統一カラーコーディネートって、聞こえはいいが、一式揃えないと意味がない訳である。普通は、板とブーツ、更に言えばウェアの買い換えシーズンは、財布の都合でずらすもので、これが一気に来てしまうとかなり苦しい。そのことをいみじくも、一瞬にして看破し、初心者か相当のミーハーにしか売れないから「先は見えてる」と言ったのが泉。外科医にしておくには惜しいセンスである。 なお、後半の横手山を滑るシーンで、矢野と優はお揃いのウェアだったのだが、ブーツは矢野が黄色、優が白で、全然統一じゃない・・・って思うのだが、読者の方から「ウェアにはロゴの部分に白、マークに黄色が使われており、コーディネートされている」との指摘があった。 了解、メニューを送れ真里子から「(レストランに)席、確保したよ。」との無線を受けて小杉が返した言葉。もちろん、FAXなんかないから、読み上げろってことである。スキーブームのとき、昼食の座席確保は大変だった。終わりそうな団体がいると、そのテーブルの周りを囲んだものである。(これをWaiterと言う。食い終わるのを待たずに「空きますか?」って催促するのをWaitlessと言う。) その点、プリンス系のレストランは、入り口で一列に並び順番に入れていくのでリーズナブル。こういうときは、1、2人が並んで、残りは滑っていればよい。席がとれたら無線で呼ぶのだが、あらかじめメニューも連絡し、オーダーを通しておくと効率が良かった。 ビール周辺しか見えないのかなぁレストランからの真理子の無線への泉のひと言。ビール好きの真理子はビールの種類とつまみしか連絡しなかったため、このセリフとなった。『周辺』という言葉に泉のセンスが光っている。本当に泉は物知りでいいセリフが多いな。「トリビアの泉」ってか?「○○周辺しか見えないのかなぁ。」は、かなり応用が利くフレーズである。 みんなカップル、プラス1万ゆり江と矢野をくっつける(正確には矢野をその気にさせる)っていう賭けをしてることがバレちゃうセリフ。中学の時も、泉と小杉は同じような賭けをしていた。ターンのときね、内足持ち上げて引きつけてるだろ?「あの癖やめた方がいいよ。こうやって足持ち上げて引きつけると腰が後ろに下がっちゃって、ポジションも後ろに行っちゃって、スピードが出たときにコントロールできなくなっちゃうんだ。」と続く。オトコ探しに夢中の恭世に置いてきぼりにされた優。滑らずにはしゃいでる泉達を残してゲレンデに出た矢野。この二人が偶然ペアリフトで隣り合わせになる。西武系の「1人乗車口」があったため、ごく自然に相乗りとなるのである。 先に矢野に気づいた優は「バーン」でアプローチする。結構、したたか、大胆である。ああ、それなのに、それなのに、矢野はいきなり滑りのアドバイスを始めちゃうのだ。 普通、「どこからきたの?」「よく来るの?」「ひとり??」「一緒に滑ろうか?」「あなたは神を信じますか?」ってな手順を踏むだろ。案の定、優ちゃんは「脈なし」と思ったか、そもそもつまらんヤツだと思ったか、思いっきり引いてしまい、リフトを降りると「ありがとうございました。」と、さっさと行ってしまった。 ちなみに、リフト上で女性に声をかけるときは「ようやく2人っきりになれましたね。」と声をかけるか、「お茶しませんか?」と言ってポケットから缶コーヒーを取り出すのが効果的だ(大嘘) # このリフトはどこか? リフト乗り場は第4ロマンスであるが、リフト上のやりとりの背景は第3ロマンスと思われる。 行こうよ女性には奥手の矢野の精一杯のセリフ。真理子とヒロコ(高橋ひとみ)が優を誘ったのだが、ためらう優。泉は「ゆり江、待ってるぞ。」などと邪魔をする。そこで矢野が思い詰めたようにいうのだ。 このあと「恋人がサンタクロース」のメロディにのって様々な雪上の極楽スキーネタが繰り広げられる。 内足ターン、ヘリコプター、クランマーターン、3人スプレッドイーグル、トレーン、板を前後逆につけて後ろ滑り、トレーンでコブジャンプ、ストックとテールを突いて方向転換、変なキックターン、並んでプロペラターン(左から二人目、リズム無茶苦茶)、リフト上の雪合戦、坂を登れる剣山、フォーメーション、板のリクライニング、片足滑りの追っかけっこ、股くぐり、スノーモービルで雪上スキー、ムカデ、様々な板の脱ぎ方等々 スキー宿でわたスキをみた翌日は、この中から2,3種目はやらないと気が済まないのである。 牧場のさかな逆ナンに失敗した恭世のセリフ。一緒に滑ってた「スキー場で(スキーの)下手なヤツ」を評して吐くセリフ。「水を得た魚」からの発想だろうが、面白い。これは応用の利くセリフである。ちなみに、イオングループの「おさかな牧場」とは全く無関係である。【誤った用例】「ハイジが飼ってる金魚なんて『牧場のさかな』だよ。」 そうよぉ、わたし、ブッキーなんだからぁ。優と仲良くしている矢野。それを邪魔しようと泉がゆり江を連れてきて「ゆり江も内足の付け方教えて欲しいってよ。」と茶々を入れる。そのときに、ゆり江が発した言葉。「ブッキー=不器用」なのだが、今、改めて見てみると、ゆり江の表情も相俟って「ブッキー=不気味」に見えてくるから不思議だ。何だぁ、オンナいる訳、残念優が一緒に滑ってた、かっこいい男・矢野がゆり江(飛田ゆき乃)と一緒にリフトに乗ってるのを見て泰世が思わず言うセリフ。彼女の頭の中は、そのことしかないようである。全編これで一貫しており、そこまで徹底してれば立派と言うべきか。アプローチされて嬉しくない女の子なんていないよ真理子とヒロコが優の電話番号を聞くように矢野をたきつけてるときのセリフ。これは女性のホンネなんだろうな。だったら、もう少し違う青春を送るべきだった>ぢぶんスーパーマンだって普段はサラリーマンやってるんだから優たちと別れてロッジでのパーティ。ひとりほくそ笑む矢野に、男性陣は「あれは堅い、手強いぞ」「東京のお前はゲレンデと別人だ」と水を差す。これに対し、真理子が矢野を励ますセリフ。とにかく真理子は矢野に優しい。その訳は・・・。光栄じゃない・・・。嘘かぁ・・・、ザンコク。矢野に嘘の電話番号を教えたと優に聞かされた泰世のセリフ。ゆり江という「恋人」がいるのに電話番号を聞かれるなんて「光栄」で、嘘の番号を教えた優は「残酷」なんだそうな。全男性の味方というべきか、全女性の敵というべきか。とにかく泰世の思考回路は終始一貫しているのだ。それにしても、携帯電話の時代になると、その場で番号がチェックできるので、嘘の番号を教えるという設定は難しそうである。 26歳にして、立つ!志賀から戻った、たまり場のZephyr−Inn(ゼファーイン)。優の電話番号をゲットした矢野を冷やかして泉が他の常連客にこう言う。もちろん、出典は論語の「三十にして立つ(而立)」である。泉は理系なのにしゃれた言い回しをするなぁ。 その後の急展開から、この日は志賀から戻った翌日、12月21日(月)と考えるのが自然である。 ちなみに、ゼファーインは、東京・代々木に実在したパブである。現在は、マンションの取り壊しに伴い存在していない。実際に行った人によれば、とても狭く、映画はカメラワークのなせる技だそうな。 逢いたい、会いたい、あいたい、アイタイ・・・ 優から聞き出した番号をダイヤルする矢野と、それを冷やかす泉。当時流行ったサンプリング機能付きのキーボードに「あいたい」と入れて、それを様々な音程で鳴らしながら、矢野の周りを踊る。何度かけても「おかけになった電話番号は・・・」となるにつれ、音は低くなり、最後は人間では出ないような声になっていく。声域の広いひとなら、様々な応用が可能である。 聖心が俺に惚れるか?スキー前にあわてて見積書で大チョンボ。課長のお供で常務の部屋に怒られにに行こうとしたときに泉から誘いの電話。聖心の女の子を紹介すると言われて発したセリフがこれ。うーん、なかなかよく判ってるじゃないか、君はゲレンデ限定・・・。その後に「俺、もう一生独身で通すわ。」と続き、電話を切って、常務の部屋に行くのだが・・・これ以上傷つけたら、ヤツ出家しちゃうぜ例によってZephyr Innに集まり、小杉が撮りまくった志賀の写真を見る4人。その中の優と矢野のツーショット写真に一同沈黙、泉が「ちょっと、これまずいんじゃない?」と泉が言ったセリフ。実は、この日(最速で22日(火)。この後、暮れの志賀行きの「出発までに一週間しかないんだぞ。」ってセリフがあるので、24日までのはずである。)の昼、叱られに行った常務の部屋で矢野は優と偶然にも再会しているのだった・・・。 皆さん、聖心のユミちゃん優に嘘の番号を教えられ、落ち込む矢野に泉が紹介しようとした女の子が聖心のユミちゃん。現れたタイミングが、矢野が優に偶然再会したことをみんなが知ったとき。そのため、急遽、鳩首会談となるのだ。それにしても、昨日の今日、泉はどうして、こう、後から後から女性を連れてこれるんだろう。「ハーイ!」「ヨロレイホー!」 矢野に紹介する筈だった聖心のユミちゃん。ところが、矢野と優の話を進めるためには邪魔・・・。ってことで、泉とヒロコで、たまたま独りで店にいたオタクっぽい男の子(長谷川君)に「ハーイ!」と声をかけ、強引に引き合わせてしまうのだった。 「いいなぁ。ぴったり。最高っ、最高だろ? 最高だよ。じゃあね。」店に独りいた男の子、長谷川クンに聖心のユミちゃんを押しつけるため、彼のテーブルに早廻しでクロスを敷き、ろうそくを立て、それらしくセットしながら、無理矢理、泉が言い聞かせるセリフ。それにしても、あれからあの2人はどうしたんだろう。どこか別の場面で2人で歩いてたりしたらマニアとしては堪らないのだが。 馬券買わないで競馬見たって、ただの家畜のかけっこだからな矢野と優がうまくいくかどうかって話で賭けを始めたのをとがめられて小杉が吐いたセリフ。結局、泉と小杉はダメな方、真理子とヒロコはくっつく方に1万円ずつかけたのである。この言葉は珠玉のフレーズである。 【応用例】「投票しないで開票速報見たって、ただの『万歳』中継だよな。」 運命感じるなぁダメな方に賭けた小杉たちは「嘘の番号教えるなんてな、性格ブスもいいとこだぞ」などとけなすのに対し、真理子は「女の子って『偶然』に弱いんだから。ばったり再会なんて最高のシチュエーションよ。運命感じるなぁ。」と応援するのだ。ちなみに、矢野が自分たちと同じ会社だと知った泰世が「同じ会社だったなんて、運命感じちゃう。」とウットリ言う場面がある。ヒロコが「アンタはイイの」という目線で応じるのが秀逸。 俺の幸せは、俺が考えるよ
矢野をその気にさせる作戦の第一弾。保険の外交員に扮したヒロコが安宅物産に乗り込んできて、優と矢野を引き合わせようとする。それを知った矢野に「何、考えてんだよ。」と問われ、「私どもはお客様の幸せを第一に考えております。」と保険のおばちゃん口上で切り返すヒロコ。それに対し、矢野が放ったセリフがこれ。そうは言っても、彼自身は何も考える気がないのだから、困りものだし、結局昼休みにヒロコを秘書室に連れていくのである。なお、矢野のデスクの卓上カレンダーは「28日」(月曜日)となっている。賭けが成立したのは上記(「これ以上傷つけたら、ヤツ出家しちゃう」の項)の通り、遅くとも24日なので、さすがのヒロコも乗り込むのに少なくとも4日(うち2日は土日)は間があいたということになる。 # 卓上カレンダーの件は、読者の方にご指摘頂いた。感謝。 いやぁ、服代、助かっちゃった・・・中学の頃、女の子から手編みのセーターをもらったときに矢野が相手に言ったセリフ。優をその気にさせる作戦の第一弾。会社帰りの優を真理子がクルマに乗せ、矢野に会わせようとしたんだけど、優から「矢野さんってどんな人なんですか?」と聞かれて昔話を語ってしまう。要は「野暮」ということらしい。野暮というよりは失礼だと思うんだけどなぁ(笑) 「今夜、みんなと会うんだ。矢野君、喜ぶよ。」ということになっていたが、悪口で盛り上がって、結局は引き合わせていない。ちなみにこの日はヒロコが会社に行ったのと同じ日のようである。(優のスーツが同じに見える。) 罪滅ぼしに、3万上乗せするバブルがどんどん膨れ上がってる。女性陣は矢野と優がくっつく方、男性陣はダメな方に賭けてる。女性陣はあの手この手で応援しようとするが、なかなかうまくいかず、「罪滅ぼしに」と掛け金を上乗せしていく。この賭け、一体誰がどのように仕切って、それで何がどう上乗せなんだろうか? なお、1987年当時26歳の男女(小生、1歳違いということになる。)にとって、1万円ってのはかなり大きな額だったはずなのだが・・・。 お百度踏みなさい、お百度掛け金が10万に跳ね上がったことを聞いた手術中の泉が、電話に向かって言うセリフ。要は、もう神仏にすがるしかないぞ・・・ってことなんだろうけど、どうも、泉のセリフってのは、「外科医離れ」しているような気がしてならない。あんまりじゃない、そんなの・・・
ゆり江が実は矢野の恋人じゃない知ったときの優の怒りの言葉。「志賀には『もてないオトコをからかいに行っただけ』なんだって。ウケちゃうよねぇ。」って泰世は言ってるが、こんなセリフをゆり江は恭世に言ったんだろうか。だとしたら、ホントに「あんまり」だな。 ちなみに、このセリフのときの優は、黒のワンピースに真珠のネックレスであるが、矢野とエレベータのところで出くわしたときと同じ服装のようである。ヒロコが会社に来た翌日以降、多分29日であろう。(当時は志賀までそこそこ時間がかかったので、ドライバーの泰世が30日の晩に呑みに来ているというのはなさそうである。) フォーマルっぽい服装なのは、仕事納めでもあったのであろうか。 志賀−万座って直線だと2キロなんですよね。大晦日の晩、万座の宿「YUKIHAUS MANZA」で周辺の立体地図を見ながら、宿の親父さん(上田耕一)に矢野が尋ねたセリフ。「ああ、志賀万座ルートね、いいツアーコースですよぉ。夜は無理ですよ、夜は。それにあのコース、春までは滑走禁止なんですよ。相当な難所ですからねぇ、冬に滑るのは自殺行為です。直線2キロなのにねぇ、車だと菅平回っていくから5時間近くもかかるんですよぉ、変な話ですよねぇ。」と親父さんは答える。夜がダメなのも、春まで滑走禁止なのも判るが、別に車だと5時間かかるのは変な話ではないと思うのだが・・・。 5時間かけてフラれに行くんじゃバカだよな万座から、優のいる志賀までクルマで5時間と聞いた矢野のセリフ。バカだよな・・・と、再度独り言のようにつぶやきながら、結局クルマを走らせるのであった。BGMはA HAPPY NEW YEAR。その間、万座の宿ではお約束のウィンクキラー、志賀の宿ではツイスターに年越しそば、クラッカーにピーヒョロなんだな、これが・・・。聞き間違えちゃったみたい、番号、電話・・・「やっぱり、聴き間違えじゃなかったのかな・・・? じゃっ・・・」と続く。志賀の会社の寮(というと、高天原あたりだろうか?)で矢野を思いだし浮かない顔の優。今年もあと10分、楽しまなきゃと言ういう恭世にクルマのキーを借りて、まさに万座に向かおうとしたところに矢野が到着。 優を「嘘つき」って責めたいんだけど、責められない矢野のセリフがこれ。 あの・・・・、あけましておめでとうございます上の矢野のセリフに「あの・・・」と言いかけた優。何て言えばいいのか判らない。そこに丁度年越しの花火。で、このセリフ。「今年もよろしくお願いします。」と続く。この一言で、全ての誤解が解けてしまうところがドラマのいいところ。 それにしても、宿の前で打ち上げ花火にナイアガラをやってるのに、どうして誰も出てこないんだろう>会社のみんな ちなみに、優ちゃんが借りようとした泰世のクルマのナンバーは「59−63」、ご苦労さんなのだ。 【誤った用例】「課長、あけましておめでとうございます。」「こちらこそ。今年もよろしくお願いしますね。」これじゃ、ただの年始のあいさつである。 矢野は帰ったよバレンタインのサロット発表会が近づくに連れて、矢野はスポーツ部の田山雄一郎(田中邦衛)(ワールドカップ6位の実績を持つ往年の競技スキーヤー)の仕事に没頭。本来業務にかかってきた電話にも、このように、殆ど変わらない声色で居留守を使うのであった。今の世なら、真っ先にリストラ対象の社員だな。# 読者の方から、「居留守を使った相手は優ちゃんだと思う」とのご意見を頂きました。定時後にかかってくる電話とすれば、その方が自然ですね。 田山さんなら仕方ないけど3日連続ですっぽかされたというのに、優のこの健気なセリフ。矢野が言うように、優は『田山さんのファン』ということらしい。この後、映画の中で4度目のバーンが出てくる。なお、田中邦衛の役名が田山雄一郎なのは、何となく「加山雄三」とか「田沼雄一」(若大将シリーズの主人公)を彷彿させ、ついつい、「青大将!」(若大将シリーズの田中邦衛の役どころ)と声をかけたくなってしまう。大分、馴染んできたね真理子が今度はケーキのエピソード。「食費、助かっちゃった。」っていうセリフを当てた優の頭をなでながら真理子がかけた言葉。しかし、ケーキのエピソードは小杉も知ってるようだから、矢野、小杉、真理子ってのはある種の三角関係なのだろうか? だとすると、冒頭のロッジの屋根の上で小杉た言った「経験を活かさないからいまだに独りなんだよ。」っつうセリフは単なる揶揄じゃなくなるけど・・・。 やったぁバレンタインのスキーツアーに誘った矢野からOKを貰ったときの優ちゃんのセリフ。それまで、わりと感情を抑えたセリフが多かったと思うんだけど、このセリフは可愛らしかった。言った後で、壁に貼られたサロットの発表会のポスターを見て、ちょっとブルー入ります。ちなみに「どうせ会社も休みだし」というセリフのとおり、88年の2月14日は日曜日である。とすれば、普通、13日からではなく12日の金曜日の晩から志賀に行きそうなものなのだが、その前のシーンで優が泉たちに「バレンタインかぁ、前日からですねっ。」って言うセリフがある。不思議な日程を組むモノだ。 所詮4駆の敵じゃないよね矢野のカロ2もスタッドレスだったのだが、凍った志賀の上りはFF車には厳しかったようで、チェーン装着の羽目に。その矢野に真理子が投げかけたセリフがこれ。今でこそスキーヤーの車といえば、ワゴン、四駆、ジェットバック、スタッドレスってのが定番だが、当時はそのどれもが珍しかった。 私は車は詳しくないが、真理子の車はセリカGTfourという車だそうな。四駆の筈だが志賀・万座間爆走の末にひっくり返った腹を見ると2駆じゃないかという指摘もある。GTfourをぶっ壊すのが予算的に難しかったのだろうか。 丸池まで5000円、どう?志賀の登り口で、チェーンをつけてる矢野車を置いて、2台のセリカで競争しようと真理子がヒロコに言うのである。横手に宿を取ってるはずなので、何故丸池までなのかはよく判らないが、ヒロコは「いいよぉ」と応じる。かわいそうなのは、それぞれの助手席に座らされる男性陣である。凍ってるね 真理子が雪道を気合いを入れて走る前にクルマのドアをあけて路面を触り、発するセリフ。相手のヒロコは嬉しそうに「うーーん」と応える。スピード狂の彼女は呉服屋の娘ってことでそこはかとなくユーミンをイメージさせる。冒頭の矢野のガレージのシーンではピットボードに「MARIKO LAP」の文字もあるし、この場面では「TEAM UCHIDA RACING STAFF」なんてジャンパーも着てるので、レースをやっていたのだろう。その彼女にとっては道は凍ってるからこそ面白いようだ(「無茶しないで何が面白いのよ。」というセリフもある。)。 この「凍ってるね」はわたスキの中でも特に有名な言葉で、人気投票でも、第一位にランクされている。 いろいろな場面での応用が可能であろう。 毎年野沢にいく仲間は、飯山のICを降りて最初の信号で停まった際に、ドアを開けて路面を触り、「凍ってるね・・・」っていうのがお約束になっている。 ちなみに、そのあとルームミラーにぶら下げたストップウォッチを押すのだが、あの調子で走ってるとブルンブルンと車内で暴れ回るに違いない。 【誤った使い方】(上司の駄洒落に)「凍ってるね」(←怒られるおそれがある。) 46番第1回のサロットカップでコールされる番号。何でこの番号なのだろう。まあ、あまり意味もないが、ゲレンデで誰かを呼ぶときに「よんじゅうろくばん」と声を張り上げると、何人かは反応するのではないだろうか?サロットが大変なんだよ万座の田沼の部下(何て言う役名か不明)から、横手の宿にかかってきた電話。発送のミス(実は所崎(竹中直人)達の策略)で、サロットの発表会にサロットが一着もないという笑えない状況。矢野達が志賀にいることに気付いたのはgood jobだが、それにしても名乗りもせず、いきなりだもん。「どうにかならないのか」「田山さんの立場考えてよ。」随分な上から目線。おいおい、ヒトにモノを頼む言い方じゃないだろ? あー、佐々木さんに一応連絡しといて発表会場で、田山が部下に言う言葉。こんな場面で、「一応」連絡される佐々木さんって誰?田中邦衛ファンの支持が強いセリフです。 だめだ、あいつら山向こうだよサロットの急を知らせようと呼びかけた無線に反応がないときにヒロコが吐くセリフ。電波は直進、反射、回折という伝わり方をする。どの周波数帯を使っているかが判らないのだが、短い波長だと直進した波は見通せるところにしか届かない。ヒロコは横手山の麓のホテル(「山の家」という看板が見える)だから、矢野達は見通せない山の向こう側、多分渋峠の方に行ってるんだろう。 ゲレンデで仲間を呼びだして応答がないときに、照れ隠しに使うとよい。 セーターは半年がかり、ケーキは火傷だらけだったもんねぇ万座へ向かおうとするとき、ヒロコが優に裏話をするのである。他人のことのように語っていたこれらのエピソードは、いずれも真理子と矢野の間の出来事だったのだ。 「うそよ、嘘」と明るく否定をするが、このセリフによって、ゆり江を指して「彼女、矢野君にふさわしくない」と言ったこととか、最後の場面で、ステージ上での矢野と優を見守る真理子の視線の意味が深くなるのである。 # 読者の方から、この二つのエピソードはそれぞれ、真理子、ヒロコひとつずつではないか、2人とも矢野に振られて今の鞘に落ち着いてるのではないか?との指摘があったが、さすがにそれはないと思う。 志賀万座2時間半、結構楽しめそうじゃない?普通なら5時間かかる志賀−万座を半分の2時間半。空を飛んだり、ゲレンデを滑ったり、雪の壁を突き破ったり。そりゃ、楽しいわなぁ・・・。ゲレンデを滑り降りてるのは一ノ瀬ファミリーの横だという話であるが、真偽のほどは不明である。オンナ26,いろいろあるわ 恐縮する優に真理子がさわやかに言うセリフ。ふたりが実の姉妹であると考えると面白いセリフである。このセリフは「オンナ→オトコ」「26→28」といった形で無数のバリエーションが可能であるが、数字が40に近づいたあたりから、さわやかさよりも胡散臭さや惨めさが漂ってくるので注意が必要である。 田山さんにサロット一式を届けるため、ツアーコースで万座に向かいます矢野がゲレンデから帰ってきたときに、スキーロッカーにはさんであった優からの伝言メモ。「ばっかやろー」と矢野もすぐにゲレンデも戻り、ツアーコースを滑ることに。人をバカ呼ばわりする割には、自分も何の準備もせずにただリフトにのってしまうのだから、どうかと思う。ちなみに撮影で滑ったのは実際の志賀万座ルートじゃなくて焼額山の裏手の方らしい。 生きてる?「死んではいない・・・。」と応える。ひっくり返ったセリカからはい出てきた真理子とヒロコの会話。そういえば、優ちゃんが頭から雪につっこんでるのを発見したときも「死んでるー。」って言ってたっけ。内足の癖、直せって言っただろようやく追いついて優に矢野が言った言葉。このシチュエーションで、その台詞? まあ、相当怒ってたんだろうね。頭の中パニくってるかも。でも、追いついたときは転んで立ち上がったときだから、何で内足を持ち上げて引きつけてるのが判るんだろう。シュプールで判った・・・ってことになるのかなぁ? 始めていいんですね、いいんですね?例のパニクリ君が、上司である田山に、サロット製品が届いていないのに、サロットの発表会を始めていいかを確認するセリフ。ポケットに手を突っ込んで、詰問調なのだ。ダメだと思うんなら、ちゃんと自分の意見を言えよ。ホントにやなキャラだなぁ。悪人であるはずの所崎だって、最後の最後には改心するのに。こいつだけは、救いようがない・・・。いっけねぇ、月の方向に出ちゃったよ渋峠から万座に向かう山道を間違えたときの矢野のセリフ。ちょっとカッコがいいのだが、実際にはかなりマヌケだと思う。ちなみに1988年2月14日は月齢25.9(三日月(有明月))、長野地方の月の出は3時54分、月の入りは13時4分。ってことは、夕方5時くらいに出発して遅くとも8時を目指して滑っている状況には月は出ていないのです。まあ、映画のお約束ってことで。 暗くなって動いたら、最後だ・・・初めてのお泊まりだと思うんだけど、ビバークなんていうシチュエーションじゃイヤだな。「ウェアの下はセーター? 厚着してるだろうね。」っていうセリフも聞きようによってはいやらしい・・・。せめて、食べるものでも持ってくれば良かったなビバークを覚悟して、雪洞を掘り始めたときに矢野が漏らす言葉。優ちゃんが、ポケットから「あの、これ、チョコレート。」って出すのだ。渡すタイミングを一日中探してたんだろうか。かーわーーいい。(二人でひなたぼっこしてるときに渡せばいいのに。)ビバークどころか、宴会ができるぞ、宴会が例のライトを背負いながらシュプールを追いかけてきた泉と小杉。テントの他、食糧を相当持ってきたに違いない。あの時間から横手山の麓で手に入るモノなのかどうなのか・・・。この靴でなら、行けると思う道に迷い、危ないところを泉達に助けられた矢野。テントの準備をする3人を置いて、独りで万座に向かおうとする。「死んだら洒落ですまないぞ。」と泉達は慌てて引き留めるが、矢野は板を履きながら、自分に言い聞かせるように、思い詰めた表情でこのセリフを言う。本来靴のメーカーであるサロット(ラングがモデルらしい)に対する彼の思い入れを表すひとことだ。これはゲレンデで使えるセリフである。 【応用例】「この○○でなら、イケると思う。」 仕方ねぇだろ、這ってでも行くって泣き叫ぶんだから何で、追いかけて来たのかと問う矢野に泉が答えたセリフ。きっと優ちゃんは、よほど泉、小杉とのビバーグがいやだったのだろう(違)。こわすなよぉ例のかたつむりのような投光器を矢野が枝にぶつけて明かりが消えてしまった。追いついた小杉は嬉しそうにこう言って(語尾は上がるのだ)、配線を確かめ「ああ、何だ、はずれてるだけだ。」といとも簡単に直してしまう。自転車屋さんにせよバイク屋さんにせよ、もの作りが好きな人って、目の前の「壊れてる」っていう状況がたまらなく嬉しいらしい。パンクしたり、サドルを盗まれたりで意気消沈して自転車屋にいくと余りにも嬉しそうに応対されてしまって「アンタがやったんじゃあるまいな・・・」という気になってしまうのだ。 乗りかかった船だ、ナイターもう一本行くか 結局、4人で万座を目指すことにしたときの小杉のセリフ。うーん、カッコいいなぁ。あまり目立たないセリフなのだが、わたスキのなかでもベストファイブにはいるセリフだと思う。 # ちなみに、暮れの万座の宿で小杉は矢野に「後でナイター1本どうだ?」と声をかけている。このときは矢野は「おぉ、今日はいいや」と断るのだが、この小杉の誘いが「乗りかかった船だ・・・」の伏線になってると思う。 万座のあかりだ暗い林間コースをひたすら滑り、ようやくゲレンデらしきものが見えたときの小杉のセリフ。まるで、リンドバーグの「翼よ、あれがパリの灯だ。」ってのと同じだ。これまたカッコイイ。この辺りから、ツッコミを忘れて感動に走ってしまうのは毎度のことである。 こらこら、無理しやがってよぉステージ上でポーズをとってるヒロコと真理子に走りながら泉が無線でかけた言葉。何て優しい言葉なんだろう。こういう恋人を持って泉は誇らしかったに違いない。ヒロコは「わたし、東京帰ったら仕事替えようかなぁ。」と切り返す。 サロットかぁ・・・サロットと田山をなきものにしようと画策していたスポーツ部の所崎が、「まいった・・・」という表情で自分の頭をペシペシ(私には8回に見える)叩きながら去っていくときのセリフ。世の中がバブルに浮かれ、金儲け第一に走っても、愛される商品は残さねばならない・・・ということだろうか。バブル期の余裕のなせる業だろう。今なら、真っ先に切られる部門かな>サロットおいおーい、アベックのモデルもいるじゃないかサロットの発表会で矢野と優を見つけたカメラマンが叫んだ言葉。「アベック」なんていう、多分当時ですら死語だった言葉を使ってしまったところが、この人の生涯の汚点であろう。 じゃあ、何て叫べば良かったのかと言われると難しい。カップル、ペア、まさか・・・あつあつ?(笑) # このカメラマンが例の余裕のないスポーツ部の社員だという人もいるが、顔が全く違います。 |