上杉隆が東電のつなぎ融資要請を大批判!「作業員3人も死んでいるのに、捜査に入んない。証拠保全も入んない」10/18(2)
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上杉隆が大批判! 「高圧洗浄機で屋根を洗うって実は除染じゃなくなってる」「高線量の灰とか汚染水をそのまま東京湾に流してる」 10/18(1)
『ソコトコ』10月19日放送分<上杉隆氏の1>
除染と避難が逆だろう…常識ですが、それすらなされない。
上杉さんのお話しです。
文字起こしは「ざまあみやがれい!」さんより転載させて頂きました。感謝します。
『
吉田照美「さて今朝のニュースの解説の前にですね。先週のこの時間ですが、茨城県東海村の村上村長が東海第二原発について細野原発担当大臣に廃炉を求める意向を伝えたというニュースをですね、上杉隆さんの解説でお伝えしたんですが。えーその際に茨城県都福島県を取り違えるコメントがありました。えー大変失礼を致しました」
上杉「茨城県都福島県の関係の全県民の皆様に心よりお詫び申し上げ、この間違いを指摘していただいたラジオ福島の方に対しては心より御礼申し上げます。」
吉田「はい。ありがとうございます。以上です」
上杉「一週間たってこられてもよくわかんないですね、ハッキリ言って」
吉田「分かんなくなっちゃいますね。」
上杉「その時にやればいいんですけど。でも間違いは間違いってことで。えー福島県と東海第二原発と福島第二原発をすっかり聞き間違えてました。」
吉田「そうですね」
上杉「前半はその話をしました。だから間違いですね」
吉田「そのまま流れちゃいまして大変失礼いたしました」
上杉「後半の方は全体の話なんで」
吉田「そうですね。さて、えー原発に関するニュースを今日は取り上げていただくと、いうことですけども」
上杉「はい。えーっと福島第一原発。福島ですね」
吉田「そうですよ」
上杉「福島第一原発の事故の教訓、から、野田総理、枝野経済産業大臣がパリで、原発の安全性を世界最高水準まで高めると言いましたが、誰もそのことを求めてないですね。
そんなことを求めるより安全性を世界水準まで高める前に、今、早く安全な原発に戻して欲しいと思います。つまりまだですね、放射能放出が止まってないわけですから。早く事故処理をしてから、こういうことを言って欲しいという。のが普通ですよね。
どうしてこんなことになるのかというのが非常に不思議だというのと、これよりもむしろ次のニュースが気になったんですね。
福島第一原発の事故による除染作業が、えー始まったと。野田総理は現地で作業を視察したと。
これ先週も言ったんですが。除染とこの避難の解除が逆だと。言ったんですが。
とにかくもう住宅学校とか。要するにきれいにしてから戻すといったじゃないですかね。3月の工程表の時に。それがいつの間にかなしくずしになって。とりあえず戻してから除染すると、みんなで。
でも相手は放射能なわけですから。子供とかですね。それは鉢呂さんも言ってましたけど、ようするに、保育園とか学校とか除染しても通学路だってあるんだと。それをどうするんだと。
それからですね。とにかく通学路の途中のところで、例えば5メーター離れても違うと。いう事を言えるんですね。井部さんというジャーナリストが昨日『ニュースの深層』に出てくれましたけど。測っていると、ものすごい高線量が出たと思ったら5メーター歩くともう大丈夫だと。つまり放射能はいきものだと。だから場所によってぜんぜん違うんだからそのことをきちんと考えてからこういう対応をして欲しいと」
吉田「その危険性ってものを考慮したら、こういう行動には出られないような気がするんですよねえ」
上杉「ですよね。で、目指してますと。つまり2年間で1時間あたり1マイクロシーベルト以下にすることを目指してますと。」
吉田「っていうことは、そうじゃないっていう状況が続いてるところに戻すわけですからね」
上杉「とりあえず2年間は放射能の中であんたたち生活しなさいよと」
吉田「っていう判断にしか受け取れないですよね」
上杉「言ってることそれ(※聞き取れず)。福島市内は、まずそもそもこのように1マイクロシーベルト以上だと。いうことをきちんと報道もしてなかったわけですから。突然(※聞き取れず)なんですね。多分市内に生活してる人は、あれ? そうだったの?」
吉田「えーってことでしょ。後出しジャンケンばっかりずっとやってるから」
上杉「後びっくりしてるのは、放射線量の高い大波地区のえー住宅で高圧洗浄機で屋根を洗ったり、重機で庭の土を剥がしたりしましたと。
これ、高圧洗浄機で屋根を洗うって、実は、除染じゃなくなってるんですね。っていうのも、除染っていうのは放射能を要するに水で流しますよね。どっかに行くわけです。つまり消えるわけじゃないんです。その場所から。流れたものはどうすんだと」
吉田「っていうことですよねえ」
上杉「ということで昨日ですね、まさに『ニュースの深層』に出た井部さんっていうジャーナリストは、その排水、下水、処理施設をずっと取材してて。とんでもない高線量の、要するに廃棄物が出ていると。
東京もそうですけど。江東区と大田区にある、前も言いましたけど、排水のところが、なんと驚いたことにその灰とか汚染水をそのまま東京湾に流してることがわかったんです。」
吉田「ねー恐ろしいなあ……」
上杉「ええ。しかも中央防波堤のところに埋め立ててるんですね、今。そうするとそこから流れた水っていうのは当然ながら放射性ですから。3月から半年間ずうっと東京湾、ここから見えるそこが、汚染されてたと」
吉田「いうことですからねえ」
上杉「いうことだったんですねえ」
吉田「そういう事も結局は、まあまあ知らないままこさせられちゃってるってことですね」
上杉「そうですね。だから除染作業っていっても放射能を、その部分から別のところに移すだけの作業で。えー、要するに完全にきれいにするっていうことじゃないってことを説明しないと」
吉田「そうですね。放射能も出続けてるわけですからね」
上杉「全くその前提がめちゃくちゃな話をこうやって、すると。いうことは、ほんとうにえー、もうがっくり来ると。福島市内を全域ですね。福島市内。福島市内」
吉田「はい。ということです。ありがとうございました」
上杉「はい」』
昨日、チェルノブイリにおいて困難であると証明された「除染」において、柿沢議員がアスファルトを剥がして敷きなおしたらかなり違ったというツイートをされているのを掲載させて頂きました。
が、チェルノブイリと福島第一原発は違うのですね。
福島第一からはいまだに2億〜10兆Bq/hの放射性物質が、最初の京単位の放出後も出続けているのです。そのさなかに除染をやっても、またすぐにフレッシュな汚染物質が降ってくる。
しかもセシウムは水に溶ける。それを高圧洗浄機で洗うと逆効果ともなりえる。セシウムはコンクリートや金属などと即座に結合する、しかも環境においては400年の半減期となる金属です。
福島においては、せめて原発からの汚染物質の拡散量がある程度に落ち着くまでは避難して、それから除染というのが常識です。避難を先に言わない学者は人体実験でもやりたい人物でしょう。
ある程度落ち着いたら、その時に、表土をチェルノブイリのように40〜50cm剥ぎ取る。コンクリートも剥ぎ取る。(40cmも剥いだら草木もなにも生えず生きない土地となりますが、その土地に留まるのならば仕方ありません…)
そこでやっと広域の除染をやる。
それまでは子どもたちも妊婦さんも住民の皆さんも避難しないと、今のままでは、ソ連で除染作業に当たった方々の二の舞になります。
リクビダートルがたとどこが違うのか、です。
南相馬市で「舞い上がった汚染物質は、じかに吸い込む場合の10倍被爆する」と動燃の本村氏が計測、発表しましたね。
除染で舞い上がった放射性物質を吸い込むのは、作業されている方々のみでなく、子どもたちもです…。
続きます。
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福岡市が震災がれき拒否回答「市内に放射性物質を処理できる設備がなく、自然環境への影響などを考えると安全性が保証できない」〜福岡市は廃棄物拒否です。
※【汚染】福岡市が震災がれき拒否回答「市内に放射性物質を処理できる設備がなく、自然環境への影響などを考えると安全性が保証できない」
「SAVE CHILD」より
http://savechild.net/archives/10659.html
『
http://twitter.com/#!/so_takashima/status/126591432457850882
以上は福岡市の高島宗一郎市長の10月19日のツイートです。
環境省が各自治体に配布した調査資料には「受け入れできない」の選択項目はありませんでしたが、福岡市長は震災廃棄物の受け入れについて「受け入れる状況にはない」との回答をしたそうです。
>環境省が各自治体に配布した災害廃棄物の受け入れ調査資料に「受け入れできない」の選択項目がなく「個別の地方公共団体名は公表しないこととします」
http://savechild.net/archives/10473.html
下は西日本新聞より引用です。
福岡市が震災がれき拒否回答 県に「安全性保証できず」
福岡市は19日、東日本大震災の被災地で発生したがれきの受け入れについて「市内に放射性物質を処理できる設備がなく、自然環境への影響などを考えると安全性が保証できない」として、拒否することを福岡県に回答した。県は21日、同市の回答を環境省に伝える。
市は4月、がれきなどの災害廃棄物の受け入れ能力に関する同省の照会に対し「年間で最大18万トン受け入れ可能」と回答していたが、受け入れる廃棄物中の放射性物質について国の基準が明確でないことなどを理由に、慎重姿勢に転じた形だ。
市環境局によると、がれきが放射性物質に汚染されていた場合、焼却灰に雨水が混ざって放射性物質が流れ出す恐れがあるが、市内に2カ所ある汚水処理場では 除去が不能。処理後の水は最終的に博多湾に流れており、全国でも数少ないカブトガニの産卵場でもある今津干潟(西区)などへの影響も考慮したという。
=2011/10/20付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/269248 』
以上です。
悪いニュースばかりが続きますが、これは嬉しいですね。
AERAの記事から、7月以来、あきえごけさんがたが、西や北海道に殺人的汚染瓦礫を受け入れて焼却したりしたら、この日本にはもう比較的安全な食料を作る大地がなくなるし、東から避難して来られる皆さんがたに、お越し下さいと言えなくなると、汚染マップを作られたり、各自治体に電話されたりと頑張って来られた結果であり、新しい市長がそんななかで誕生したからでしょう。
市民と情報を提供する雑誌などと、そしてしがらみのない政治家の存在で可能なこともあるということですね。
これからも線量測定など欠かせませんし、全国の自治体を国民が監視していかないと「闇に蠢く」どころかの連中はわずかの隙からなんでもやらかしますが、この一歩は嬉しいです。
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で、第二の福島第一原発事故再現の汚染瓦礫拡散や、なぜ国家でそれをやるのだの気休め除染についてはしつこいです。
少し前に、フィルターつきの処理施設で働いておられた方の体験談やガンダーセン博士の警告、そして
バグフィルターというものもヘパフィルターやセラミックフィルター、また原発に使われている大量の活性炭によるフィルターでも放射性物質が拡散するのは防げないと駄文を連ねましたが
『殺人的瓦礫を焼却できる安全な施設は当分の間ありえない−1』
http://blogs.yahoo.co.jp/hangontan/11497205.html
『ごみ探偵団』
http://gomitanteidan.blogspot.com/
『青木泰のブログ』
http://gomigoshi.at.webry.info/
これらのブログはどうかご覧下さい。
なぜかあの役には立たないバグフィルターは99.9%の放射性物質を除去すると、いつの間にか言われたりしていますが、その根拠は京都大学 高岡昌輝氏による 「一般廃棄物焼却施設の排ガス処理装置におけるセシウム、ストロンチウムの除去挙動」
なのだそうです。
この論文のもととなる実験はしかし2009年に行われたとなっているのですね。
以下、『ごみ探偵団』さんより。
『この資料は、6/19日環境省「第三回災害廃棄物安全評価検討会」で配布されたものです(第三回資料5/6 [PDF:1,763KB] 、4−7pp)。環境省は 、311東電福一原発爆発で放出された放射性物質付着の震災がれきの処理に関して、当初福島県の、その後は他地域の各自治体にある一般ごみ用焼却炉で燃しても安全であると発表して来ました。環境省がその主張を裏付けるために提出した資料です。
私は最近この資料を目にして、以下の疑問を感じました。
1。実験日が2009年秋というだけで実際の採取日、採取回数の実際の日付はない。
2。セシウムとストロンチウムは、2009年に「A自治体」の焼却炉で採取とあるのですが、
2009年は福島原発事故以前であり、放射性物質の挙動試験をできるほど放射性物質は一般のごみ用焼却炉に存在するものなのでしょうか?
3。なぜ2009年にこうした実験を行ったのか、その時点での目的は書かれていません。
4。A自治体の焼却炉の詳しい仕様も記載されていません。
5。このレポートは、福一爆発後に飛散した放射性物質の付着したごみやがれきを燃しても安全である(気化した放射性物質は焼却処理しても大気に漏れない)を立証できるほど、十分な内容のものなのでしょうか?
試験された採取排ガス量もわずかなもので、なんだか、無理やり作り出したレポートのように思えてなりません。国はこんな文献しか用意できなかったという証でもあるなら、恐ろしいことだと感じます。
何だか変な資料だな、安心できないなと感じていた時に、第三回検討委員会の議事録を閲覧することできました。以下、委員たちの間のやりとりを抜粋します。議事録を読んでもわたしの疑問は解消されませんでしたが、委員達が高岡氏のデータについて、これで十分な知見が得られたとは思っていなかったことが伝わって来ました。
……
にもかかわらず、その後「セシウムがバグフィルターで99.99%以上取れる」という印象がなんとなく広められて行きました。
23区一組の「放射能汚染された焼却灰の処理について」10/13日区民との意見交換会でもこの高岡氏の資料に基づいた説明がなされ、「大気には漏れていません」と言われました。あたかも十分証明済であるかのように。ああ、恐ろしい。』
この未開国と呼ばれても仕方ない国では、「痛みは全国で分かち合い」として殺人瓦礫をばら撒き、フィルターつきの焼却炉で焼却して良いという根拠に、こんな代物が出されるのです。
2009年ならば、そこにあったのは単なる煤ではなかったのか。
その細かい粒子をフィルターが捕捉したので、単に大きさからセシウムなどにも適用できるとしたのではないか…処理場に詳しい方が、フィルターの寿命は実にあてにならず、ときには30分で取り替えになることもあるし、目詰まりなどで作業する方々がその手でかき出すということもある、ベントと同じことをやらないといけないこともある等々のことを言っておられ、前掲の記事のなかに書きましたが、そんな現場からのフィルターの問題についてなど当然にその論文にはありはしませんし、バグフィルターは放射性物質用などではなく、ダイオキシンや煤用であり、そのダイオキシンですらもまともに捕捉はできていないことなどについてもなんら書かれてはいない代物です。
それが全国の焼却施設で殺人的に汚染された瓦礫やゴミを焼却してよいという根拠になった唯一のものだということは、実に恐ろしいことです。
しかも今回、福岡市は受け入れられないと回答ですが、各自治体に送られたものには拒否の項目がないのですね。
「論拠」というにもお粗末にも怪しげな「論文」で、全国、津々浦々の町々での再度の福島第一原発事故再現となっては、子どもたちに赤ん坊にわれわれはなんと説明できるのか、ですね。
すでに焼却や埋設が進んでいるのでしょうが、こんなもので焼却をしろと言った関係者は法廷ものです。
無論にこの学者もですね。
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