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コラム
「まさかね、オリンピックで2度金メダルを獲ったアスリートがですよ。人間性がこれほど下劣なものだったとは、1万人に1人も想像できないでしょ。私が着任した時点ではそういう事実は確認できなかったんですから…」
そう語気を荒らげ憤るのは、九州看護福祉大学の二塚信学長だ。8日自宅から出てきたところを直撃すると、やるせない思いが口を突いて出てきた。
教え子である10代の女子柔道部員をレイプしたとして、準強姦の疑いで警視庁に逮捕された内柴正人容疑者(33)。’04年アテネ、’08年北京五輪金メダルの栄光を引っさげ、昨年4月に同大女子柔道部コーチになったものの、内柴容疑者の所業は教育者としての自覚のかけらもない“鬼畜”そのものだった――。
今回逮捕されたレイプ事件の舞台は東京・八王子。同大女子柔道部初の遠征強化合宿でのできごとだ。合宿に参加したのは女子部員19人と男性コーチ、内柴容疑者の総勢21人。一行は9月10日に八王子に入り、19日までの日程で、八王子周辺の複数の大学と合同合宿を組んでいた。宿泊先は京王八王子駅の目抜き通りにあるビジネスホテル。
合宿の最終日、内柴容疑者は被害に遭った女子学生を含めた5、6人の女子部員を連れてホテル隣の焼き肉店に入った。「ここでは学生にチューハイなどを飲ませていたようです。全部で30杯近くになったというので、相当飲ませたんでしょう」(マスコミ関係者)。
すでに被害者の学生は泥酔状態だったというが、さらに内柴容疑者らは焼き肉店の目の前にあるカラオケの店に場所を移した。そこでまた女子学生に飲ませつづけた。前後不覚になった被害者の学生を、内柴容疑者は背中に担いでホテルに戻っていった。犯行に及んだのは彼女の部屋。同容疑者は「合意のうえだった」とも供述しているが、泥酔した女子学生と、いったいどんな合意が得られたというのか。犯行後、内柴容疑者は彼女を残したまま自室に戻った。後日、男性コーチに「誘われたのでその気になった」といったメールを送っていたという。
警視庁関係者は言う。「じつは被害に遭った女子学生は、東京滞在中に警察に駆け込んで被害届を出したという。かなりショックを受け、我慢ならなかったんでしょう」。内柴容疑者を逮捕したのが熊本県警ではなく警視庁だったことが、女子学生が受けたショックの大きさを如実に物語っている。
ところが内柴容疑者は10日現在、取調べに対し自分の主張をまったく変えていないのだという。「とにかく取調べの態度が悪すぎる。『合意のうえです。(逮捕は)納得がいかない』と繰り返すばかりです」(警視庁関係者)。
九州看護福祉大学学長 内柴正人の「悪魔の性癖」語る
2011.12.14 07:00