棚橋は2年ぶり2度目の最優秀選手賞を獲得し、IWGPのベルトとともにVサイン (撮影・江坂勇始)【フォト】
プロレス大賞の選考会が13日、都内で行われ、IWGPヘビー級王者・棚橋弘至(35)=新日本=が、2年ぶり2度目の最優秀選手賞を獲得した。棚橋は4日の名古屋大会で10度目の防衛に成功。来年1月4日の東京ドーム大会で鈴木みのる(43)=パンクラスMISSION=の挑戦を受け、同王座の最多防衛記録を目指す。
自称「100年に1人の逸材」というフレーズが、現実のものとなりつつある。24票中23票を集めてMVPを獲得した棚橋は「ことしはすべての歯車がガッチリ合った。来年はさらにハードルが上がる」と2年ぶりの受賞に喜びを爆発させた。
新日本、全日本、ノアの3団体による東日本大震災復興支援チャリティー興行(8月、日本武道館)では6人タッグ戦でメーンを務めた。4日の名古屋大会では過去にIWGPヘビー級王座を10度防衛した永田裕志(43)を下し、同王座の最多防衛記録に並ぶなど、1年を通じて記憶と記録に残る激闘を演じてきた。
永田から「超えてほしい」とV11を期待され、「新年早々、負けられない。めでたい正月を迎えたい」。外敵を蹴散らし、リング上で「愛してま〜す」の決めゼリフを披露する。(江坂勇始)
(紙面から)