2011年12月13日
5月4日に開業した大阪ステーションシティ。JR大阪三越伊勢丹に面した吹き抜け広場は買い物客でにぎわった=大阪市北区、小林裕幸撮影 |
大阪を活気づけた今年の主役は、新しく生まれ変わったJR大阪駅――。大阪商工会議所が12日発表した「大阪活力グランプリ2011」に、今年5月に開業した「大阪ステーションシティ(OSC)」が選ばれた。特別賞は10月に初開催された「大阪マラソン」が受賞した。
OSCは駅舎と駅ビルの総称。大阪の玄関口である大阪駅に新たな人の流れを生み出し、大阪の活性化に貢献した点が評価された。百貨店のJR大阪三越伊勢丹や大丸梅田店、ファッションビルのルクアなどの来館者は、のべ約8千万人に上る。表彰式でJR西日本の矢吹静専務執行役員は「乗降客以外のお客様にも来てもらうコンセプトが成功した」とあいさつ。大阪ターミナルビルの池田靖忠社長は記者会見で「近距離、金沢や広島など地方都市、外国からの人の流れを作っている」と話した。
特別賞は、10月30日に開催された「大阪マラソン」。大阪マラソン組織委員会の横川浩会長は「2回、3回と進化させていきたい」と意気込む。