ベルギー東部で、13日、男が手投げ弾を爆発させたうえ、銃を発射して、この男を含む4人が死亡、75人がけがをし、捜査当局は、事件当時の状況や動機について詳しく調べることにしています。
この事件は、ベルギー東部のリエージュの中心部にある広場で、13日、男が手投げ弾を爆発させたうえ、銃を発射したものです。地元の検察は記者会見で、この事件で65歳の女性と10代の若者2人、それにこの男の合わせて4人が死亡し、75人がけがをしたことを明らかにしました。事件は組織的なテロではなく、死亡した男による単独の犯行だとしています。男は地元に住む33歳の男で、この日、警察に出頭することになっていたということです。男は3年前、武器の所持や大麻の栽培などで有罪判決を受けたことがあり、警察では、男の自宅などを調べるとともに、目撃者から話を聞いて、事件当時の状況や動機について詳しく調べることにしています。事件があったのは現地時間の午後1時すぎで、広場には多くの人が集まっていました。ベルギーの日本大使館によりますと、これまでのところ、日本人が巻き込まれたという情報は入っていないということです。