【分野】 | 光通信 |
【意味】 | 光ファイバへの光の入射条件を示す光ファイバの構造パラメータのこと。光源と光ファイバの結合効率に影響を与える重要なパラメータである。 |
【解説】 | 光ファイバの開口数と光源の集光レンズの開口数が同じとき、光の入射効率は最も高くなる。光ファイバ内のコアとクラッドの境界面で全反射して遠くまで伝搬することができる光は、コア端面にある特定の範囲内の角度(受光角)で入射するものだけである。この受光角をうち最大のものをθmaxで表す場合、光ファイバの開口数(NA)はNA = sinθmaxで求めることができる。ITU-T勧告では、グレーデッド・インデクス型光ファイバに対する開口数の値として、0.18 〜 0.24±0.02(使用波長が0.85 μmの場合)あるいは0.15 〜 0.30±0.02(使用波長が1.3 μmの場合)を規定している。 |
【関連用語】 | コア, クラッド, グレーデッド・インデクス型光ファイバ |