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ホームレス狩り、犯人グループに小学生!? (2/2ページ)

2011.12.13 05:01
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 まさに非道だ。警視庁城東署によると、事件が起こったのは、11日午前2時15分ごろ。ホームレスの男性が「子どもたちに殴られた」と都立大島小松川公園近くの東大島駅前交番に届け出た。

 署員が事情を聞いたところ、男性が公園のトイレ個室内で寝ていたところ、扉の上からいきなり水をかけられたという。

 驚いた男性がトイレを出たところ、少年5人が立っており、いきなり殴る蹴るの暴行を受けた。その後、5人のうちの4人が男性をトイレの外に引きずり出し、自転車に乗って男性の衣服をつかんで交互に引きずり回した。

 さらに、工事現場などにあるカラーコーンをつなぐ「コーンバー」で殴ったり、蹴ったりした。男性は寝ていたトイレ内に、衣料品や食料などの入ったビニール製のバッグを置いていたが、暴行後に無くなっていた。現金などは入っていなかった。

 城東署では暴行に加わらなかった少年1人が、バッグを持ち去ったものとみている。男性は肋骨3本を折る全治1カ月の重傷を負った。

 同署では、当時補導していた別の中学生が犯人の1人である可能性があるとして、男性に顔を照会したところ、男性が「この人よりも若かった」と証言。5人は中学生よりも若い小学校高学年の可能性もあるとみている。

 城東署によると、男性は1人で同公園に住んでいたようで、目撃情報などもないという。

 大島小松川公園を管理する同公園サービスセンターは12日、サンケイスポーツの取材に「公園は24時間開放しており、公園内には数人のホームレスが住んでいるようです。巡回員によると、被害にあったホームレスは普段見ない顔という。公園内では時々、真夜中に中学生とみられる少年たちが花火をしたりしている」と話した。

 同公園は荒川沿いに造成された災害時に避難広場となる場所で、運動施設を中心としたスポーツ広場、季節の広場、風の広場、わんさか広場がある。

(紙面から)



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