汚染処理水“放出認められない”
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汚染処理水“放出認められない”

12月13日 13時12分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力が、福島第一原子力発電所の放射性物質を含む汚染水を処理したあとの水を、放射性物質を減らしたうえで海に放出する計画を検討していることについて、枝野経済産業大臣は閣議のあとの記者会見で、漁業関係者の理解を得られないなかでは社会的に認められないという認識を示しました。

東京電力は、福島第一原発の施設の地下にたまった放射性物質を含む汚染水を処理したあとの水について、さらに放射性物質を減らしたうえで、海に放出する計画を検討していることを明らかにし、これに対し全国の漁業協同組合の団体が抗議しています。これについて枝野経済産業大臣は、閣議のあとの記者会見で、「3月11日以降、漁業関係者の皆さんには風評被害などを含めて大変なご迷惑をおかけしてきた経緯を踏まえれば、漁業関係者に理解を得られないなかで放出を強行することは、法律上はともかくとして、社会的に認められない」と述べました。そのうえで枝野大臣は、「漁業関係者の理解をどうしたら得られるのか、東京電力はしっかりと検討し、努力する必要がある」と述べ、東京電力に対し、漁業関係者の理解を得る努力を求めました。