Google+勉強会を主宰している私がいまさら、こんなことを言うのはなんだけど、個人的にはこのツール、体にあいませんわ。

第2回Google+勉強会Ustアーカイブを見てもらえばわかるけれど、登壇者や参加者のほとんどの人がGoogle+をアクティブに使っているわけではないです。みんな、Google社がどんなビジネス展開をするのか、ソーシャルメディア界がどうなっていくのかが気になっているわけです。

Google+リリース直後にこれをテーマにした本を書きませんかというお誘いも受けたのですが、スケジュールがあわないこと、現時点で何を書けばいいの?という問題から辞退させてもらいました。

ですが、新しいソーシャルメディアが流行り始めたら、やっぱり自分も個人的に楽しんでみたいと思うじゃないですか。なので、早い段階でアカウントは作って、いろいろ投稿してみたりしました。

感想は2点。

・つまらない
・うざい

■つまらない

ほとんどの知人が、Twitter、Facebook、Tumblrとのマルチ・ポストだし、あとは画像とか動画の共有?興味ない。

そんなわけで、私が今、Google+にログインする理由は2つだけ。

@yorimo さんが毎日1本くらいのペースで知人限定公開でGoogle+上におもしろいネタをアップしてくれるので、それを見に行きます。さすが、日本で一番ソーシャルメディア本を出している名物編集者だけあって、他のツールとGoogle+を見事に使い分けています。

もう一人は今、書いている本の担当編集者さんが、あんましソーシャルメディアで情報発信とかするのが好きではないタイプの方なのですが、2週間に1回くらい、プライベートな写真をアップするのです。それを見つけて、すかさず[+1]をクリックします。

■うざい

なんていうか、とにかく知人以外のコメントがうざいんです。

「Facebookは底辺高校?!」という記事を書きましたが、ツールを他の何かに例えるとしたら、「Twitterは道場」みたいなものだと以前誰かが言っていました。

ハッシュタグで大喜利みたいなことが流行ったりしていますが、140文字以内でちょっと気のきいたことを言うのがよしとされるのがTwitterの世界ではないでしょうか?

おもしろければ、RTされたり、リプライが返ってくる。そういう反応を楽しむ場所で、時には流派の違う人と議論になったりする他流試合もありの道場みたいなものです。

Twitterでは自分がいままで知らなかった人とウィットにとんだ会話が生まれ、それがきっかけで仲よくなって、リアルでも会って飲みに行くことになったり、仕事をご一緒することになったりと、人脈を拡げるという意味でもすばらしいツールです。

一方、Facebookの個人アカウントは基本的にリアル知人しか友達にしていないし、Facebookページ「上田修子」は「ファン」という言い方はおこがましいかもしれませんが、私の愛読者さんや私に共感してくれている人が集まる場所なので、いただくコメントすべてが励みになるんです。

ですが、Google+で私をさくっている人達っていったい何なの?

https://plus.google.com/u/0/113310123080680702440/posts
1,640人にさくられているのですが、何で私をさくっているのか誰か教えてください(笑)

昨日、こんな会話をしました。

▼上田の投稿(英語のスパムがきたんで)

やっぱり、Google+ってスパムとかうざくて体にあわないわ。ROMる。

▼「さぬきうどん職人」を名乗る方からのコメント

「おもしろくない」と感じるのは自分の問題ってのはビジネスの基本ですよ~^^;
お仕事にも人生にも愛を注いで下さいね~♪

はあ?私はGoogle+でビジネスやるつもりはないんですけど、Google+でどんだけ、うどん屋さんの売上に貢献したのか教えてください。

▼沖縄の女性からのコメント

仕事をされている方でしたら、もう少し辛抱して見守るのも手かとおもいました。
まだまだG+には見えてない部分もあると思いますし。

辛抱しなきゃいけないソーシャルメディアなんて楽しめません。仕事でGoogle+やっているわけじゃないんです。

こんな調子なんで、「なぜ、皆さんは私にこんなつまらないコメントをわざわざくれるのか?」聞いてみたわけです。

▼スナフキンのアイコンの人からのコメント

あんたが一般公開でPostしてんじゃねえか

はあ?私はAKBのメンバーじゃないんだから、絡んでくるなっつーの(笑)

というわけで、すごく不思議なんです。皆さん、何が目的で私にコメントしているんですか?

私と仲よくなりたいわけでもなさそうだし、かといって面白い会話ができる論客に挑まれることはないし、ほんとにうざいだけでつまらないのがGoogle+かなという結論です。

かといって、ソーシャルなんちゃらな私としては、Google+からこのまま去ることもできないので、鈴木朋子さんの新刊を読むことにしました。この本は鈴木朋子さんと鈴木智子の共著でダブル・スズキトモコ著なのです!これ読んで、Google+に再入門してから、また私なりのGoogle+論を語りますね。





UEDA Naoko

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コメント
みよしんぐ 2011/12/12 13:22

チラシの裏にかけばいいような愚痴をなぜこんなブログに??

anzai 2011/12/12 14:14

やめとこうぜ
人格が透けて見える


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上田 修子

上田 修子

テクニカルライター。著書に『はじめて仕事で活用する ビジネス・フェイスブック』など。

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