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経済
「今後も東京移転せず」 田辺三菱製薬、薬の町に新本社ビル
田辺三菱製薬の土屋裕弘社長は6日、産経新聞のインタビューに応じ、平成26年中にも本社を現在の大阪市中央区北浜から、製薬業発祥の地として知られる同区道修町に移転することを明らかにした。土屋社長は「今後も本社を東京に移す考えはない」と明言した。
19年に旧田辺製薬と旧三菱ウェルファーマが合併して発足した同社は、21年10月に道修町の旧本社ビルなど6カ所に分散していた本社機能を集約し、現在の本社に移転した。
新本社は、道修町の旧本社ビルを建て替える。詳細は今後詰めるが、東日本大震災の被害を踏まえ、「大阪本社と東京本社間のバックアップ機能を強化する。役員は原則、大阪にいる」との考えを明らかにした。
道修町には多数の製薬会社が本社を置いていたが、近年は東京などへの移転が続いていた。
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