FC東京がU−22(22歳以下)韓国代表のDFチャン・ヒョンス(20)=延世大=を獲得することが12日、決定的になった。チャンは2011年U−20W杯で主将を務めた逸材。2010年のU−19アジア選手権では、3−2で日本を下した。187センチ、77キロの体格を生かした空中戦の強さだけでなく、足元の技術も高いセンターバック(CB)。後方からのビルドアップ能力にも優れ、新監督就任が確実なポポヴィッチ氏のチーム戦略にも一致する。関係者によると、チャンは韓国のKリーグが今夏、八百長問題に揺れたこともあり、Jリーグ入りを熱望。早くから獲得の意思を示していたFC東京への入団が確実となった。CBは、G大阪からオファーを受けている今野の去就が不透明、J1となる来季は森重も日本代表に招集される可能性もある。補強ポイントとなっていたが、U−22日本代表のDF丸山の入団も内定。将来性豊かな日韓の若手有望株が、J屈指のCB王国を築き上げる。